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作業のコツ

扉への蝶番(丁番)の付け方

一言に蝶番と言っても、実はいろいろな種類があります。

その中でも、もっとも一般的な丁番である平型丁番の取り付け方について、DIY作業で使用する時のポイントについてをまとめてみました。

DIYで扉(開き戸)に蝶番を付けるときのポイント

 

蝶番の各部の名称

 

もっとも一般的なタイプの平型蝶番

 

平型蝶番の各部の名称

二枚の羽根で一組の蝶番がつくられています。ピンを二枚の羽根の管に差し込み繋ぎ合わせる構造となっていて、片方の羽根は本体に固定され、もう片方の羽根が扉に固定されます。

その時、互いの羽根は管に入ったピンを軸として回転するように動きます。

 

 

 

蝶番の使用例と扉の動き

 

平型蝶番の動き

一般的な平型蝶番では下図のような可動域となっています。そして蝶番を閉じた状態では2枚の羽根は重なったようになりますが、管の部分を挟み込むような形となるため蝶番を閉じた時の厚みは管の太さに影響を受けます。

ただし、「背押しタイプの平型蝶番」であれば2枚の羽根はほぼ密着したような状態となるため蝶番を閉じた状態で扉と扉枠との隙間を狭くする効果があります。

 

 

蝶番の使用例 古民家納屋の開き戸DIY

ここでは、廃材を利用して、開き戸を納屋に取り付けたときの事例を紹介しています。

この場合の条件として、開き戸は建屋に対して「内開き」であること、また蔵を解体したときの廃材の「再利用」することを前提に作業を行っています。

扉のベース材として使用した廃材は非常に硬い木材であったため、丸ノコでの切断をあきらめました。よって、蝶番を扉枠(ベース材)の側面と扉の側面に取り付ける方法は選択できません。

そこで、下図のように蝶番はベース材と蝶番の管が干渉しないように逃がし穴を加工しています。

そして、扉側の蝶番は扉の木枠に加工した「逃がし溝」に沈めるような状態にしています。この加工により扉を閉めたときの「扉と扉枠(ベース材)の隙間」を狭くする効果があります。

 

 

蝶番の取り付け溝と扉の隙間

下図は一般的な平型蝶番を取り付ける際、蝶番の取り付け条件を変えたときにどのような変化があるのか、CADで検討してみました。

下図は蝶番の取り付け状態を扉の上から覗き込んだような視点で見た様子を表しています。図の上部は扉枠を表し、図の下部は扉を表しています。

蝶番の取り付け状態をよく観察すると、蝶番を木に埋め込むような溝を加工して蝶番がその溝にはめ込まれていることが多いのではないでしょうか。

両方の蝶番の取り付け面に溝を加工すると、下図右のように扉枠と扉の隙間が少ないことが分かると思います。(隙間寸法は比較するための参考値です)

 

 

蝶番の取り付け方 ~側面に取り付ける~

平型蝶番を扉につける時、も一つの取り付け方として蝶番を扉の側面に取り付ける方法があります。

この方法では扉枠の幅(側面)がある程度広くなければ蝶番を取り付けできないことがお分かり頂けると思います。

また、蝶番を取り付けるための溝を加工する必要もなく、扉と扉枠の隙間を狭くすることができます。

但し、扉の回転中心を扉枠(固定側)よりも外側になるようにすると良いでしょう。そして、扉側の端面は回転中心を超えない(回転中心より外側)ようにすると扉の動きがスムーズになります。

 

蝶番の取り付け方 ~薄板の扉をつける~

薄板の扉を蝶番を使って取り付けるときは注意が必要となります。薄板の扉の場合も厚みのある扉と同じような取り付け方も可能(下図左)ですが、扉を開いたときに扉の付け根の隙間が気になるかもしれませんね。

扉の付け根の隙間を無くすには、蝶番の取り付け位置を固定側の端面(扉枠)より扉枠の内部の方へ移動させると良い(下図では図の上の方へ)のですが、扉が蝶番の回転中心よりはみ出している場合(下図の中央)は扉枠にスペーサー(扉の厚み)を入れていても、扉が扉枠に干渉してしまいます。

薄板の扉を蝶番に固定する際は、蝶番の回転中心よりはみ出さないことが重要です。(下図右)そして、蝶番の回転中心を固定側の端面(扉枠)より内側にして、扉の厚み分のスペーサーと蝶番を共締めするのが良いでしょう。

 

 

 

平型蝶番取り付け時の注意点

 

平型蝶番では蝶番の回転中心位置を意識する必要があります。それから、扉を閉じた状態での扉と扉枠の隙間を狭くして見栄え良く仕上げるにはコツがあります。

蝶番の取り付け位置に溝を加工したり、蝶番の取り付ける位置(扉の端面か側面)をどのようにするかで仕上がりが違ってきます。

但し、余りに扉と扉枠の隙間を狭くし過ぎてしまうと、扉が扉枠に干渉してしまうことがありますので注意が必要です。

また、蝶番を固定する際、取り付け位置決めができたら、

 

固定に使用するビスの通常の下穴よりも、さらに小さめの下穴をあけてからビス止めするのが良いでしょう。

 

なぜなら、使用する木材の「筋」が悪影響してビスが横にズレてしまうことがあるためです。

通常よりも小さめの下穴であれば、万が一下穴の位置が木材の筋の影響によりズレてしまったとしても、手直しできる可能性が高まります。

 

便利なフラッシュ蝶番がおすすめ

 

DIYでご自宅の建具を取り付けたいとお考えの方にお勧めしたいのがフラッシュ蝶番です。

私が購入した中古住宅では屋内の扉には、ほとんどフラッシュ蝶番を使っています。これまで蝶番にあまり関心がなくその違いに気づいていなかったのですが、このフラッシュ蝶番は施工のし易さと仕上がりの面でお勧めしたい蝶番です。

 

 

 

その構造の特徴的として、平型蝶番の一種でありながら羽根を閉じた状態で2枚の羽根が互いに干渉しない形状となり、しかも、2枚の羽根が同じ平面に収まるため蝶番を閉じたときの厚みが薄くなります。

 

蝶番を閉じた時の厚みが薄いため、蝶番を取り付けるための溝を加工する必要がありません。

 

中古住宅で使用しているフラッシュ蝶番

実際に使われているフラッシュ蝶番の様子です。蝶番の取り付け位置に溝が加工されていないことが分かっていただけると思います。

また、扉を閉じた状態での隙間もかなり狭く仕上がっています。

フラッシュ蝶番の扉を開けた状態

 

フラッシュ蝶番の扉を閉じた様子 こちら側に扉は開きます。

 

まとめ

 

ここでは、平型蝶番について紹介していますが、蝶番には他に多くの種類があります。蝶番を必要とする際、蝶番に固定した扉等にはどのような動きが必要なのかをしっかり検討し、蝶番の「種類」と「固定方法」を決める必要があります。

平型蝶番はその作りがシンプルなため、もっとも一般的でなじみがある蝶番だとは思いますが、いざ自分で蝶番を取り付けるとなると案外難しいかもしれません。

ここでは紹介していませんが、収納箱などに蓋を蝶番で取り付けることがあると思います。その際、蝶番は内側、外側、あるいは箱や蓋に厚みがある場合は箱や蓋の端面に蝶番を取り付けることも可能でしょう。

蝶番は可動域の制限を受けるため蝶番の取り付け位置により、蓋や扉の動きに違いが出てきます。ですから、蝶番や扉を取り付ける前に用途を十分に検討しましょう。

 



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