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窓型エアコンとは

 

最近はネットショップのエアコンランキングで、窓型のエアコンのランクインが目立つようになりました。

以前と比べると性能は向上しているとは思いますが、はたして、その性能はいかほどか興味がありましたのでカタログ、取扱説明書をもとに調べてみました。

 

最近、売れてる「 窓型エアコン 」は買って損はしないのか?

 

ネットで紹介されていたモデルを調べてみました。

 

 

※上記表中のAPFの値で(  )表示している部分は参考値として算出しています。算出方法については「APFについて詳しくはこちら」をご覧ください。

 

 音に関する気づき

あくまでメーカーが発表しているデータを比較したとき、壁型のエアコンに関しては国内メーカーのスタンダードモデルでは57dB~62dBと取扱説明書に記載(”2020 人気の三菱エアコンとは” 記事でしらべてみました。)されています。

それに比べて、窓型エアコンの各メーカーの取扱説明書には上記のように記載されています。データだけでは窓型エアコンの方が静かに思えます。しかし、ネットの口コミ等をみると窓型エアコンは、音に関してあまり評判は良いとは言えないようです。

先ほど紹介した”2020 人気の三菱エアコンとは” の記事内でも触れているとおり、音に敏感な方には壁型エアコンでも、スタンダードモデルのように静音モードが無い場合は寝室用としてはあまりお勧めしません。

 

 省エネ性能を表すAPFについて

私見ではありますが、APFとはわかりやすく言うと、効率のようにとらえて頂いても差し支えないと思います。

例えば、同じ能力(kW)のエアコンではAPFが3のエアコンと、APFが6のエアコンとではAPFが6のエアコンはAPFが3のエアコンの半分の消費電力量になります。

ほとんどの国内メーカーの壁型エアコンではAPF5.8です。

一方、

上記表のように窓型エアコンではAPFは2.3~2.7くらいですから、おおむね壁型エアコンの約半分の値となります。

つまり、同じ冷房能力を使って部屋を冷やしたときに、窓型エアコンは壁型エアコンの

約2倍の電気代が必要になります。

 

窓型エアコン を選ぶのには理由がある。

 

ではなぜ、今、窓型エアコンがランキングにランクインするほど需要があるのでしょうか。まず、思いつくのは

① その価格の安さかと思います。

② エアコンの設置工事の必要がない事。

③ 室外機の設置場所が不要であること。

つまり、これらのことが窓型エアコンのメリットと言えます。

 

窓型エアコンを選ぶ方が抱える問題点とその解決策

 

 問題点① 壁型のエアコン価格は、窓型エアコンよりも一般的に高額であること。

ネットショッピングにランクインしている窓型エアコンは3.8~4万円くらいの販売価格のようです。それに比べ壁型エアコンでは安いモノで約3.7万円~プラス設置工事費、若しくは設置工事費込みで約5.5万円~となっているようです。

ですから、

ほぼ設置工事費の費用分が、価格の差となっているようです。

 

 問題点① の解決策 ⇒ 電気代の支払いも含めてコストと考える。

壁型エアコンの省エネ性能を表すAPFはスタンダードタイプで5.8(2.2kw)に対して、窓型エアコンのAPFは2.3~2.5(1.4~1.6kw)となっています。

 

APF=1年間に必要な冷暖房能力総和(kWh) / 機種毎の期間消費電力量(kWh)

 

壁型エアコンの一番小さいスタンダードタイプでも2.2kwであるため、窓型エアコン1.4~1.6kwと単純に比べられませんが、仮に同じ出力1.4kwだとします。

壁型エアコンのAPFは5.8として、APF2.3~2.5の窓型エアコンの消費電力量は、壁型エアコンの約2倍となります。

窓型エアコンのコロナCW-1620の期間消費電力量は416kWhです。いま、電気の単価を1kWh=27円とした場合、

一年間の電気代は¥11,232

(窓型エアコンは冷房専用となり、期間消費電力量は冷房の使用期間となります。つまり、一年間に冷房に使用する電力量は416kWhですので、電気代=416×27=¥11,232)となります。

APFが窓型エアコンの2倍である、壁型エアコンを冷房で使用した時の電気代は約半額の¥5,600となります。

仮にエアコンの設置工事費用が1.5万円とした場合、

約3年使用すると購入時の価格差がなくなり、それ以降はむしろ壁型エアコンのほうが安くなります。

つまり、購入後の電気代を含めたランニングコストを考えると、壁型エアコンの方が安あがりであると思われます。

 

 問題点② 借家で、エアコン用ダクト穴がない場合、勝手に壁に穴を開けるわけにはいかない。

現在では、ほとんどの住宅でエアコンを使用されていますので、エアコン用のダクト穴がないケースは非常に少ないと思われます。現在エアコンがついてなくてもエアコン用ダクト穴に盲栓をしていることが多いのではないかと思います。

 

 問題点② の解決策 ⇒ 大家さんに相談する。

もしも、お住いの借家にエアコン用ダクト穴が無い場合は、エアコンの購入設置について大家さんに連絡する必要があると思います。

基本的に借家では引っ越しする際、部屋を元の状態に戻すことが原則だといわれています。

賃貸物件でよく見かけるのはエアコン用のダクトに盲栓をしている状態の壁ですが、賃貸物件によってはトラブルのもとになる場合があるようですので、引っ越し時にエアコン用ダクト穴をもとの状態に戻す必要があるのか、それとも、盲栓で大丈夫なのかを大家さんに確認してからエアコンの取り付け工事を行うようにしましょう。

 

 問題点③ ベランダ等の室外機を設置するスペースがない。

ベランダ等がなく、一見すると「室外機を取り付けできない」と思い込んでしまいがちですが、エアコンの室外機設置をあきらめる前に、専門の業者に相談してみましょう。

 

 問題点③ の解決策 ⇒ エアコン取り付業者に相談してみる。

 

下記のような設置方法を、エアコンの取り付け業者がネット上で紹介しているようです。

天井吊り

壁掛け

屋根置き

二段置き

立ち下ろし

 

上記のような施工では、もちろん、標準の設置工事費用よりは、高くなってしまうとは思います。

しかし、問題点①の解決策として提案したように、電気代の支払いも含めてトータルで考え、数年で設置工事費用の元が取れないか、検討してみることをおすすめします。

詳しくAFPと電気代について説明しますので、一度計算してみてください。

APFについて詳しくはこちら

出典: 日本冷凍空調工業会  (冷房能力ランク 1.4、1.6、1.8kWについては独自に計算して表示しています。)

 

APF=1年間に必要な冷暖房能力総和(kWh) / 機種毎の期間消費電力量(kWh)

期間消費電力量(kWh)
日本工業規格JIS C 9612:2013 (ルームエアコンディショナ)

「期間エネルギー消費効率算定のための試験及び算出方法」に基づくAPFから算出されています。

外気温度:東京をモデル
期間 冷房期間:(5月23日~10月4日)135日 暖房期間:(11月8日~4月16日)160日

設定温度:冷房時27℃/暖房時20℃
時間:6:00~24:00の18時間
住宅:平均的な木造住宅(南向き)
部屋の広さ:機種に見合った広さの部屋

出典: 経済産業省・資源エネルギー庁 性能カタログ (冷房能力ランク 1.4、1.6、1.8kWについては独自に計算して表示しています。)

日本工業規格JIS C 9612:2005 (ルームエアコンディショナ)

「期間エネルギー消費効率算定のための試験及び算出方法」に基づくAPFから算出されています。

外気温度:東京モデル
期間 冷房期間:(6月2日~9月21日)112日 暖房期間:(10月28日~4月14日)138日

設定温度:冷房時27℃/暖房時20℃
時間:6:00~24:00の18時間
住宅:平均的な木造住宅(南向き)
部屋の広さ:機種に見合った広さの部屋

 

 

エアコンと出会って改善した、私の暮らし

 

かつて、販売の仕事をしていたころは、勤務する店舗にエアコンがあるため、出勤してしまえば涼しく過ごせることから、アパートでは扇風機で過ごしていました。

しかし、転職してからは工場での勤務となり、昼間も暑く、夏の暑さに疲れを感じていたため、少しでも涼しくなれば良いなとの思いで冷風扇を購入しました。

その理由は "数千円で購入できるという価格の安さ" につきます。

しかし、その冷風扇は殆ど使用することはありませんでした。気化熱を利用するという原理は理解しますが、お世辞にも涼しいとは言えません。

そして、突然の夜勤をきっかけにエアコン購入という流れになりました。仮に、冷風扇が涼しければエアコンは買ってなかったでしょう。

そして、私はこのエアコンとの出会に感謝しています。そのエアコンは上位機種といこともあり、使用した電気代を表示して知らせてくれます。

もしも、電気代の表示をしないエアコンと出会っていれば、現在のようにエアコンをフル活用することはなかったと思います。

なぜなら、「エアコンは電気代が高い」という先入観があったためです。

 

実はエアコンの電気代は、そんなに高くない

ここに、エアコンを冷房、暖房とフル活用した生活での電気代をまとめた記事を紹介します。

ちなみに暖房(外気5℃⇒室内20℃  温度差15度)にくらべ、冷房(外気35℃⇒室内28℃ 温度差7℃)

とエアコンへの負荷は暖房のほうが大きいため冬場の電気代は夏場よりも高くなります。

こちらの記事は、自宅のエアコンの消費電力量を計測して、データをまとめた記事になります。2010年モデルと2012年モデルと、いずれも結構古いエアコンですが、こちらのデータをご覧いただければ

【問題点①】の解決策として電気代の支払いも含めてコストと考える。 と提案しているのか、わかって頂けると思います。

 

電気代を抑えてほんのり豊かに

 

 

一晩エアコンをつけたままだと電気代は高いの?

 

知っておきたい「 節電のこと 」

節電を効果的に行うには、まずは何を対象とすべきかをはっきりさせることが大事だと思います。

そこで、まずは、下の資料をご覧ください。家庭での電気代において電力消費が多いものを把握できると思います。

1位 電気冷蔵庫、2位 照明器具、3位 テレビ、4位 エアコン この辺りまでの上位項目で電気代の半分近くを占めているのが分かります。

ほぼ毎日使用するこれらの機器を節電効果の高いものに替えていくことで、毎月の電気代がかなり安くなりますよ。

 

 

まとめ

 

こちらの記事は、窓型エアコンを否定するもではありません。

需要があるから、供給するメーカーも存続しているものと理解しています。窓型エアコンは室内を冷やすという基本性能としては十分に価値があるものだと思います。

しかし、設置費用の差が窓型エアコンを選ぶ決め手となっているとしたら、あまり良い判断だとは思わないので、この記事を書いてみました。

エアコンは一度購入したら、割と長くお使いになる家電かと思いますので、ランニングコストを含めた総合評価が非常に大切になります。この記事が、エアコンのランニングコストを意識して、機種の比較検討をするきっかけになれば幸いです。

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