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消費電力、電気代

IHコンロの電気代はどれくらいかご存じですか?

 

IRIS OHYAMA  アイリス IHK-W12S-B 100V 2口 IHコンロ

設置するための電気工事は特に必要なく、普通の100Vコンセントに差すだけで使用できるIHコンロです。

私のように日ごろからあまり料理をしない方にとっては、ちょうど良い調理器具だと思います。非常にコンパクトで軽く、お掃除や手入れも簡単なIHコンロとなっています。

そんな便利なIHコンロを使用するときの電気代はどれくらいなのか気になるところです。そこで、味噌汁やラーメンなどの簡単な調理をした場合の参考になるように調べてみます。

 

 

IHクッキングヒーター(IHコンロ)の気になる電気代は?

気になる電気代ですが、その前に、まずはIHクッキングヒーターのしくみについて調べてみましょう。

IHクッキングヒーター(IHコンロ)とは

日本電機工業会 HPより

IHクッキングヒーターの原理は

磁力発生コイルに高周波電流を供給すると、鍋底にうず電流が流れます。これと鍋の材料のもつ抵抗でジュール熱が発生、鍋底自身が発熱します。

つまり、ヒーターが鍋を加熱しているのではなく、鍋底そのものが熱くなり鍋底が熱源となり鍋の中の食材を調理します。

安全性は

炎や赤熱部がないので立ち消えの心配はありません。もちろん不完全燃焼や酸欠もありません。

 異常温度上昇防止機能

空焚きなどで、鍋が異常に高温になったとき働いて、加熱を停止します。

だから、高齢者と同居されている方などにもおすすめします。

 鍋検知機能

鍋が乗っていない時や使えない鍋の場合、警告音やランプで知らせます。

 切れ忘れ防止機能

IHクッキングヒーターの電源を切り忘れても、自動的に通電をOFFします。

IHクッキングヒーターにつかえるお鍋

鉄、鉄鋳物、鉄ホーロー、ステンレス

IHクッキングヒーターに使えないお鍋

耐熱ガラス、陶磁器(土鍋など)、銅、アルミ

 

電気代を計測するときの条件は?

 

簡単な調理の水分量はどれくらいでしょうか

本格的に料理をされる方にとっては、IHクッキングヒーターはガスコンロには及ばない存在でしょう。しかし、私のように簡単な料理しかしない人にとってはとても魅力的な存在です。

そこで、簡単な調理でIHクッキングヒーターを使用するケースを考えて調べてみます。

味噌汁は

一般的に味噌汁に使う水の量は160cc~200cc

コーヒーは

一般的にコーヒーカップで飲むときのコーヒーの量は120cc~150cc

コーヒーマグでは250cc~350cc

ちなみに、スターバックスのカップサイズは

ショート:240ml トール:350ml

グランデ:470ml ベンティ:590ml

 

カップヌードル

お湯の目安量 300ml 日清食品HPより

日清焼きそば

お湯の目安量 510ml 日清食品HPより

日清どん兵きつねうどん

お湯の目安量 540ml 日清食品HPより

インスタントラーメン

お湯の目安量 500ml サンヨー食品HP アレンジレシピより

 

電気代の計測結果は?

 

電気代の計測に使用したもの

REX-eco ワットチェッカー(電気代 1kWh=25円 デフォルト設定)

デジタル温度計、計量カップ、鍋、ケトル

IRIS OHYAMA IHK-W12S-B IH  クッキングヒーター

IRIS OHYAMA IHK-W12S-B IH  クッキングヒーター
電源 100V 消費電力 1400W
タイマー 1分~9時間50分 揚げ物調理モード 6段(150~200℃)
調理モード
左ヒーター 右ヒーター
6段階(約100~1400W) 4段階(約100~700W)

 

 

電気代計測の条件は水250mlと水500ml

IRIS OHYAMA IHK-W12S-B IH  クッキングヒーターの右ヒーターを使用

火力は4(最大)約700W

一回の計測を終了したら、水道水で鍋を冷やし常温にさましてから次の計測を行っています。

 

水250mlを加熱したときの電気代は

 

味噌汁の調理やマグカップで飲むコーヒーなどを想定しています。

開始水温[℃] 終了水温[℃] 消費電力量[kWh] 電気代
1分 25.5 51.8 12.4 31 銭
2分 25.2 95.3 29.7 74.3 銭
3分 26.6 98.0 40.1 1 円
4分 26.6 97.8 45.0 1.13 円
5分 27.2 97.7 56.0 1.4 円

※火力は4(最大)約700W 2021年7月に計測

データはこちら

水250mlを加熱したときの電気代についてのまとめ

250mlの水を右コンロの最大火力4で加熱した場合、おおよそ2分半で沸騰状態まで加熱されます。

250mlの常温の水を沸騰状態までの加熱に要する電気代はおおよそ1円と言えます。もちろん、水温や環境温度が低い冬場では必要とする電気代はもう少し高くなると思われます。

味噌汁一人分の調理では 電気代は 最大 1.4 円

この水量は私が普段から目分量で作っている味噌汁の量とほぼ同じだと思います。コールドスタートで調理をしていますが、ひと煮立ちしたら火力を半分の2に設定しますがそれでも軽い沸騰状態を保ちます。

沸騰までが、約2分半、そこから中火(2)に切り替えながくても2分位の調理となりますので最大5分となります。

つまり、上記のデータから右ヒーター最大火力4を5分間使用して1.4円ですが、私の味噌汁の調理では途中で火力を半分の火力2に落としますのでもっと電気代は安い事になります。

 

水500mlを加熱したときの電気代は

 

カップ麺やインスタントラーメンを作るときを想定しています。

開始水温[℃] 終了水温[℃] 消費電力量[kWh] 電気代
1分 26.6 52.3 18.2 45.6 銭
2分 26.6 67.4 25.7 64.2 銭
3分 27.2 81.3 35.9 89.9 銭
4分 26.4 83.9 44.6 1.12 円
5分 27.2 96.1 49.9 1.25 円

※火力は4(最大)約700W 2021年7月に計測

データはこちら

水500mlを加熱したときの電気代についてのまとめ

カップ麺やカップ焼きそばを作るときに、必要なお湯がおおよそ500mlです。上記のデータのようにIHコンロを使って鍋でお湯を沸かした場合、時間で約5分、電気代は約1.25円かかります。

お気づきかもしれませんが、私が行った5分間水を加熱するテストでは、250mlのほうが500mlのときより電気代が高くなっています。

状況としては、水の量が多い500mlのほうが温度の上昇具合は緩やかであり、約5分で沸騰の状態になっているのに対し、250mlでは2分半くらいで沸騰状態になり、その後は沸騰状態を維持しています。

よって、250mlのときは沸騰状態を維持している間は気化熱としてエネルギーをロスしているのではないかと推測いたします。

 

サッポロ一番塩ラーメン一人分の調理では 電気代は 最大 2.24 円

パッケージに「お湯500mlを沸騰させ、めんを入れてほぐしながら3分間煮てください。」とありますので、沸騰まで約5分さらに3分間沸騰を維持した場合の電気代は2.24円となります。

しかし実際には、麺をいれてひと煮立ちしたら火力を弱めることもあるでしょうから、もう少し電気代は安いのかも知れません。

開始水温[℃] 終了水温[℃] 消費電力量[kWh] 電気代
約8分 27.9 沸騰 89.6 2.24 円

※火力は4(最大)約700W 2021年7月に計測

データはこちら

その他の加熱パターンでは

 

コーヒー 一杯分 水200ml を沸騰させるときの電気代は 0.5 円

通常のコーヒーカップようにケトルでお湯を沸かしています。

開始水温[℃] 終了水温[℃] 消費電力量[kWh] 電気代
2分弱 27.7 沸騰 20.0 50 銭

※火力は4(最大)約700W 2021年7月に計測

データはこちら

水2000mlをハイパワー(1400W)で加熱

そば、うどん、そうめん、パスタなどをゆがく時を想定しています。

ハイパワー1400Wコンロをしようして、2Lの水が沸騰するまで約10分かかります。

沸騰後は、蓋を外して沸騰状態を維持させて計測してみました。

 

そうめん茹で 電気代6.45円  そば茹で 電気代8.49円

2Lの水を沸騰(約10分)させてから麺の茹で時間を「そうめん」では2分間、「そば」では6分間としてトータルの加熱時間における消費電力量を計測してみました。

 

開始水温[℃] 終了水温[℃] 消費電力量[kWh] 電気代
10分 27.2 沸騰 217 5.43 円
12分 沸騰 258 6.45 円
16分 沸騰 339 8.49 円

※火力はハイパワー 2021年7月に計測

 

データはこちら

 

 

ここでは、1400Wの最大出力を使用するため、左コンロを使用しています。それでも2リットルの水を鍋に蓋をして沸騰させるだけで10分とかなりの時間が掛かってしまいます。

100V仕様のクッキングヒーターではちょっとじれったく感じるかもしれません。

200V仕様のクッキングヒーター(IHC-S225-B)であれば最大出力4000Wとなりますので加熱時間が短縮されると思われます。

まとめ

この記事をご覧いただくことで、IHクッキングヒーターを使用した時の電気代はかなり安いと感じていただけたのではないでしょうか。

たとえば、私のように一人暮らしの方や、外食が多くそれほど料理をする機会が多くないカップルくらいまでであれば100VタイプのIHクッキングヒーターでも十分なのではないかと思います。

ただし、本格的に料理をする方にとっては、IHクッキングヒーター特有の強弱の波のある「とろ火」や、中華の炒め物でほしい「強力な火力」が望めないところは不満を感じる部分ではないかと思います。

一方、良い面としては「火の消し忘れによる空焚き」の経験者、あるいは一人暮らしの高齢者には、ガスコンロを使用するよりもはるかに安心してお使いいただける調理器具であると思います。

電気代も安くすみますので、年金暮らしの準備としてガスからIHクッキングヒーターに切り替えるのもよいのではないでしょうか。

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