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加齢臭

加齢臭の原因物質ノネナールとは? 体のどこから?

 

加齢臭の原因物質は2‐ノネナールでしたね。詳しくは炭素数9つの中に炭素間のトランス型の二重結合をもつトランス‐2‐ノネナールで不飽和アルデヒドの一種です。

アルデヒドとは

分子内にカルボニル炭素に水素原子が一つ置換した構造を有する有機化合物の総称である。カルボニル基とその炭素原子に結合した水素原子および任意の基から構成されるため、一般式は R‐CHOで表される。

ウィキペディア より

 

加齢臭の原因物質であるノネナールについて詳しくしらべてみました。

 

ノネナールは40歳以上の人の一部で増加がみられる

東京都老人総合研究所 運動・自律機能相関研究グループ 堀田 晴美 著

高齢者の体臭について より抜粋、および加工して要約

引用文献の2001年資料のによると、26歳から75歳のヒトの体臭成分を採取して、ガスクロマトグラフィー・マススペクトロメトリー法で種々のニオイの成分を調べています。

炭化水素、アルコール、酸・ケトンにおいては40歳以下と40歳以上では顕著な差はみられませんが、アルデヒドの中のノネナールだけは40歳以下では全く検出されないにもかかわらず、40歳以上では大きく増加していることが分かったのです。【下図B】

 

 

さらに、種々の皮膚表面脂質を酸化分解し、どのようなアルデヒドがノネナールを生じるのかを調べてみると、パルミトレイン酸やバクセン酸というメチル端末から7番目の炭素に二重結合をもつ不飽和脂肪酸(ω7)でした。

 

パルミトレイン酸やバクセン酸といった不飽和脂肪酸は若いヒトでは検出されません。若いヒトの皮膚表面の主要な不飽和脂肪酸はメチル末端から10番目の炭素に二重結合をもち(サピエン酸 ω10)、それは酸化されてもノネナールを生じません。

高齢になるにつれて酸化分解でノネナールを生じる不飽和脂肪酸(パルミトレイン酸やバクセン酸のω7)の割合が増加し【下図A】

これに伴い40歳以上のヒトの一部にノネナールの増加がみられます。【下図B】

上図は「高齢者の体臭について」内の図を模写したものです。オリジナルデータはリンク先で確認できます。

ここがポイント

ノネナールを知るうえでは、「アルデヒド」がキーワードといえます。

 

アルデヒドと臭気の関係について カメムシの研究より

北日本病害虫研究会報     榊原 充隆 著

カメムシ学入門 より抜粋、および加工して要約

「臭くて、群れて、ひとの家に勝手に入ってくる嫌なやつというのがカメムシに対するごく普通の日本人のもつ印象だろう。」こんな感じでこの会報は始まり研究内容を紹介しています。カメムシの防除には触れず、その目的はカメムシを制御する手法を開発するための基礎的な情報の提示だという。

日本ではカメムシのことをかつて「くさ虫」と呼ばれていたが、ところ変わるとカメムシのニオイに対する評価が違い、コリアンダー(パクチー)を常食する東南アジアでは「カメムシのにおい = 良い匂い」となっているそうです。

ここで、この研究を紹介するポイントは次の一節です。

コリアンダーは「カメムシ草」という和名があるほどカメムシ臭がするが、その科学的本体はアルデヒド類である。

なかでも、

カメムシの臭気にはシス‐2‐デセナール、トランス‐2‐デセナールトランス‐2‐ドデセナールなどの不飽和のアルデヒドが多い。

 

アルデヒドは特有の臭気をもち、高濃度ではヒトに毒性をもつものが多いそうです。また、アルデヒドの毒性は炭素数が多くなるほど低下するのですが、原体であれば炭素数7まではかなり危険だそうです。

下記の表にはアルデヒド類の炭素数による違いをまとめています。(カメムシ学入門より抜粋)

‐2‐アルケンの性質

炭素数 科学名(慣用名) におい 危険性 パクチー※2
C1 ナタナール(ホルムアルデヒド) ※1 ホルマリン臭 劇物、防腐剤・塗料などに使用
C2 エタナール(アセトアルデヒド) ※1 酔っ払いのにおい 危険、エタノールの酸化物質、二日酔いの原因
C3 トランス‐2‐プロペナール(アクロレイン) 不快な息詰まるようなにおい 劇物、油酔いの原因
C4 トランス‐2‐ブテナール(クロトンアルデヒド) ペンキ臭 毒物
C5 トランス‐2‐ペンテナール 不快臭  グリーン、りんご様 危険
C6 トランス‐2‐ヘキセナール(青葉アルデヒド) 葉っぱの匂いの主成分  グリーン、アーモンド臭 危険有害性、ドクロマーク
C7 トランス‐2‐ヘプテナール グリーン、脂肪臭 危険有害性、ドクロマーク
C8 トランス‐2‐オクテナール 脂肪臭、ナッツのような 危険
C9 トランス‐2‐ノネナール 油臭くて青臭いニオイ、グリーン獣脂のような、熟成ビールや蕎麦の芳香成分、中年の加齢臭の主成分 危険
C10 トランス‐2‐デセナール グリーン、脂肪臭 危険
C11

トランス‐2‐ウンデセナール

グリーン、脂肪臭 危険
C12 トランス‐2‐ドデセナール グリーン、脂肪臭 危険

※1.炭素数1と2では不飽和アルデヒドは存在しないため、飽和アルデヒドを例示

※2.★はコリアンダー(パクチー)の揮発成分とされるもの

アルケンとは

科学式 CnH₂n で表される有機化合物で、C‐C間の二重結合を1つ持つ。すなわち、不飽和炭化水素の一種

ウィキペディアより

 

ノネナールとは

上記の資料より、ノネナールの正体が分かってきました。ノネナールの発生にはアルデヒド類の不飽和脂肪酸との関係が深いことが分かります。

「ノネナールは皮脂が「酸化」して発生する」などの表現をよく見かけます。いっぽう、冒頭に紹介した「高齢者の体臭について」の中では「酸化分解」と表現されています。その違いは私にはよくわかりません。しかし、パルミトレイン酸やバクセン酸などの不飽和脂肪酸がノネナールを生じていることは明らかといえます。

それから、パルミトレイン酸やバクセン酸とノネナールは7番目の炭素が2重結合になっていることは共通しているようです。

また、アルデヒド類は臭気と関係が深く、炭素数が多くなるほど毒性は低下していくこと、そしてカメムシとパクチーのニオイの構成成分が似ていて、ノネナールはパクチーの揮発成分に含まれているということです。

 

ノネナールは体のどこから?

ノネナールは皮膚表面の皮脂に含まれるアルデヒド類の不飽和脂肪酸であるパルミトレイン酸やバクセン酸が元となり発生していると言えます。

つまり、皮脂の分泌が多い体の部位ではノネナールを発していると言えます。皮脂を分泌する皮脂腺は手のひらと足底を除くほぼ全身に存在しています。

中でも、顔面や頭部の皮脂腺は大きく、しかも数も多くなっています。そして、前胸部、背中の中央、わきの下、陰部などの皮脂腺も比較的発達しています。

つまり、このような皮脂腺が発達した部位はノネナールを発しやすい場所と言えます。

 



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まとめ

ノネナールは皮脂と年齢との関係が深いといえます。上記のデータによればノネナールを生じる不飽和脂肪酸(パルミトレイン酸やバクセン酸)は30代から徐々に増えてきているといえますが、ノネナールについては40歳をこえると明らかに増えていくようです。

しかし、データをよく見ると、「歳をとっても、さほどノネナールを発していない人がいる」ことも分かります。つまり、個人差があると言えます。

また、加齢により皮脂分泌量は男性で60代、女性は40~50代にかけて急激に減少すると言われています。つまり、加齢にともない皮脂の分泌量は減りますが、分泌された皮脂のなかに占める、ノネナールの発生原因といえる不飽和脂肪酸(パルミトレイン酸やバクセン酸のω7)の割合は増加していることもデータから明らかだといえます。

 

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