最近はネットショップのエアコンランキングで、窓型のエアコンのランクインが目立つようになりました。
以前と比べると性能は向上しているとは思いますが、はたして、その性能はいかほどか興味がありましたのでカタログ、取扱説明書をもとに調べてみました。
最近、売れてる「 窓型エアコン 」は買って損はしないのか?
ネットで紹介されていたモデルを調べてみました。
窓型エアコンを比較 | ||||
メーカー | 型式 | 能力 | APF | 期間消費電力量 |
コロナ | CWH-A1820 | 1.6 / 1.8 | 2.3 | 1316 / 1480 |
CW-FA1620 | 1.4 / 1.6 | 2.4 | 364 / 416 | |
トヨトミ | TIW-A160K | 1.4 / 1.6 | (2.5) | 355 / 397 |
TIW-AS180K | 1.6 / 1.8 | (2.6) | 391 / 434 | |
コイズミ | KAW-1602/W | 1.4 / 1.6 | 2.5 | 415 / 472 |
KAW-1901/W | 1.6 / 1.9 | 2.5 / 2.7 | 472 / 526 | |
ハイアール | JA-18U | 1.6 / 1.9 | 2.4 | 416 / 468 |
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50/60Hz[kW]
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[kWh]
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室外機なしポータブルエアコン
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アイリス | IPC-221N | 2.0 / 2.2 [kW] | ー | ー |
※上記表中のAPFの値で( )表示している部分は参考値として算出しています。算出方法については「APFについて詳しくはこちら」をご覧ください。
窓型エアコンを比較 | ||||
メーカー | 型式 | 消費電力[W] | 冷房 音[dB] | |
コロナ | CWH-A1820 | 620 / 725 | 56 / 57 | |
575 / 695 | 暖房 | 57 / 57 | ||
CW-FA1620 | 545 / 625 | 51 / 53 | ||
トヨトミ | TIW-A160K | 523 / 598 | 39 / 41 | |
TIW-AS180K | 575 / 674 | 44 / 46 | ||
コイズミ | KAW-1602/W | 580 / 660 | 54 / 55 | |
KAW-1901/W | 660 / 735 | 54 / 55 | ||
ハイアール | JA-18U | 610 / 710 | 55 / 57 | |
室外機なしポータブルエアコン | ||||
アイリス | IPC-221N | 620 / 720 | ー |
音に関する気づき
あくまでメーカーが発表しているデータを比較したとき、壁型のエアコンに関しては国内メーカーのスタンダードモデルでは57dB~62dBと取扱説明書に記載( ”なぜ エアコン(三菱)をおすすめするのか” 記事でしらべてみました。)されています。
それに比べて、窓型エアコンの各メーカーの取扱説明書には上記のように記載されています。データだけでは窓型エアコンの方が静かに思えます。しかし、ネットの口コミ等をみると窓型エアコンは、音に関してあまり評判は良いとは言えないようです。
先ほど紹介した ” なぜ エアコン(三菱)をおすすめするのか ” の記事内でも触れているとおり、音に敏感な方には壁型エアコンでも、スタンダードモデルのように静音モードが無い場合は寝室用としてはあまりお勧めしません。
省エネ性能を表すAPFについて
私見ではありますが、APFとはわかりやすく言うと、効率のようにとらえて頂いても差し支えないと思います。
例えば、同じ能力(kW)のエアコンではAPFが3のエアコンと、APFが6のエアコンとではAPFが6のエアコンはAPFが3のエアコンの半分の消費電力量になります。(ほとんどの国内メーカーの壁型エアコンではAPF5.8です。)
一方、上記表のように窓型エアコンではAPFは2.3~2.7くらいですから、おおむね壁型エアコンの約半分の値となります。つまり、同じ冷房能力を使って部屋を冷やしたときに、窓型エアコンは壁型エアコンの約2倍の電気代が必要になります。
窓型エアコンのAPFはどうなっているの?
APF(通年エネルギー消費効率)とは、エアコンをある一定の条件(JIS C 9612:2013)で運転したときのエネルギーの消費効率を表しています。
ちなみに式で表すと APF =
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1年間に必要な冷暖房能力総和 [kWh] |
機種毎の期間消費電力量 [kWh] |
窓型エアコンは対象外となっています。
家庭用エアコンディショナーの取りまとめ より抜粋
参照元の家庭用エアコンディショナーの取りまとめの内容を一部抜粋しています。
現行の適用除外のも(ウィンド形等)については、エアコンディショナー全体の総消費電力量に占める割合や市場での使用割合が小さいことから、引き続き対象範囲から除外する。
![]() |
もしも、冷房専用 窓型エアコンのAPFを求めるならば
下図も「家庭用エアコンディショナーの取りまとめ」内の資料を抜粋したものになります。

通常の家庭用エアコンは冷暖房運転をおこないますので、「夏に冷房」、「冬に暖房」という使い方となります。資料右グラフより新JIS(JIS C 9612:2013)では夏場の冷房負荷は年間空調負荷の33% (冬場の暖房負荷は67%)となっています。
冷房専用である窓型エアコンにおいて、仮にAPFを求めるならば
次に示す「家庭用エアコンディショナーの取りまとめ」資料のAPFをもとめる式に当てはめると
![]() |
窓型エアコン(冷房)の APF =
|
冷房期間総合空調負荷 [kWh] |
冷房期間消費電力量 [kWh] |
APF =
|
(1年間に必要な冷暖房能力総和)×33% [kWh] |
冷房期間消費電力量 [kWh] |
窓型エアコン メーカーのAPFを比較
窓型エアコンは実はJISのAPF算出の対象とはなっていません。とはいっても、やはりユーザー目線で考えると「どれくらいの性能なのかを知りたい」と思うものです。私が調べた範囲では各メーカーとも対応がまちまちといった感じの印象をうけます。(対象外だからしかたない)
通常のエアコンと同じようにAPFを求めるには暖房機能を持つ必要があり、暖房機能に対応できる窓型エアコンを製造しているのはコロナだけのようです。よってコロナの窓型エアコンのスペックをもとに窓型エアコンのAPFについて調べてみます。
APFを求めるために必要な「1年間に必要な冷暖房能力総和」
引用元:日本冷凍空調工業会 「期間消費電力量を省エネ性の目安にお選びください」より引用し一部加工しています。
1年間に必要な冷暖房能力総和 | ||
定格冷房能力[kW] | 冷暖房能力総和[kWh] | 備考 |
比例定数より算出した値 | ||
※1.4 | ※2648 | 窓型エアコンに対応するために算出した値 |
※1.6 | ※3026 | |
※1.8 | ※3405 | |
※1.9 | ※3594 | |
定格冷房能力[kW] | 冷暖房能力総和[kWh] | 畳数 |
2.2 | 4146 | 6 |
2.5 | 4729 | 8 |
2.8 | 5296 | 10 |
3.6 | 6809 | 12 |
4.0 | 7566 | 14 |
5.6 | 10592 | 18 |
6.3 | 11916 | 20 |
7.1 | 13430 | 23 |
8.0 | 15132 | 26 |
9.0 | 17023 | 29 |
※冷暖房能力総和÷定格冷房能力=1891.5(比例定数)に着目し、算出した値
冷房・暖房対応できる窓型エアコンの代表はコロナ
窓型エアコンのAPF算出 ベンチマーク | ||||
メーカー | 型式 | 能力60Hz | APF | 期間消費電力量 |
コロナ | CWH-A1820 | 1.8 [kW] | 2.3 | 1480 [kWh] |
CW-FA1620 | 1.6 [kW] | 2.4 | 416 [kWh] |
※通常APFは冷暖房エアコンの消費電力性能を表す値で、数値が大きいほど消費する電力が少ないと言えます。
コロナ 窓型エアコンのAPFを求める
コロナ CWH-A1820 1.8kW | ||
1年間に必要な冷暖房能力総和 | 期間消費電力量 | 公表APF |
3405 [kWh] | 1480 [kWh] | 2.3 |
APFの算出 | ||
3405÷1480=2.3 |
コロナ CW-FA1620 1.6kW | ||
1年間に必要な冷暖房能力総和 | 期間消費電力量 | 公表APF |
3026 [kWh] | 416 [kWh] | 2.4 |
APFの算出 | ||
冷房期間総合空調負荷 | 冷房期間消費電力量 | |
3026×0.33(33%)=999 [kWh] | 416 [kWh] | |
999÷416=2.4 |
つまり、カタログで公表されているAPFの値は、JISの「1年間に必要な冷暖房能力総和」を元に年間の空調負荷における冷房の割合を33%としてAPFを求めていると言えます。
その他の窓型エアコンメーカーのAPFを比較
そもそも、窓型エアコンはJISによる家庭用エアコンディショナーの評価対象となっていないため、APFに関する公表の義務はないものと思われます。
そのため各社の対応には違いがあります。また、仮にAPFを算出するとしても正式な算出方法が決まっていないため、各社が独自の解釈によりAPF公表の有無、あるいは評価する際の基準値にバラつきがあるようです。
窓型エアコンのAPFを比較 | |||
メーカー | 型式 | 公表APF | ※33%算出APF |
コロナ | CWH-A1820 | 2.3 | (2.3) |
CW-FA1620 | 2.4 | 2.4 | |
トヨトミ | TIW-A160K | ー | 2.5 |
TIW-AS180K | ー | 2.6 | |
コイズミ | KAW-1602/W | 2.5 | 2.1 |
KAW-1901/W | 2.7 | 2.3 | |
ハイアール | JA-18U | 2.4 | 2.5 |
※33%算出APF…JIS C 9612:2013 で示す冷暖房能力総和の33%を冷房期間総合空調負荷として、公表されている期間消費電力量もとにAPFを算出しています。
APF計算の詳細について
トヨトミ TIW-A160K 1.6kW | ||
1年間に必要な冷暖房能力総和 | 期間消費電力量 | 公表APF |
3026 [kWh] | 397 [kWh] | ー |
APFの算出 | ||
冷房期間総合空調負荷 | 冷房期間消費電力量 | |
3026×0.33(33%)=999 [kWh] | 397 [kWh] | |
999÷397=2.5 |
トヨトミ TIW-AS180K 1.8kW | ||
1年間に必要な冷暖房能力総和 | 期間消費電力量 | 公表APF |
3405 [kWh] | 434 [kWh] | ー |
APFの算出 | ||
冷房期間総合空調負荷 | 冷房期間消費電力量 | |
3405×0.33(33%)=1124 [kWh] | 434 [kWh] | |
1124÷434=2.6 |
コイズミ KAW-1602/W 1.6kW | ||
1年間に必要な冷暖房能力総和 | 期間消費電力量 | 公表APF |
3026 [kWh] | 472 [kWh] | 2.5 |
APFの算出 | ||
冷房期間総合空調負荷 | 冷房期間消費電力量 | |
3026×0.33(33%)=999 [kWh] | 472 [kWh] | |
999÷472=2.1 |
コイズミ KAW-1901/W 1.9kW | ||
1年間に必要な冷暖房能力総和 | 期間消費電力量 | 公表APF |
3594 [kWh] | 526 [kWh] | 2.7 |
APFの算出 | ||
冷房期間総合空調負荷 | 冷房期間消費電力量 | |
3594×0.33(33%)=1186 [kWh] | 526 [kWh] | |
1186÷526=2.3 |
ハイアール JA-18U 1.9kW | ||
1年間に必要な冷暖房能力総和 | 期間消費電力量 | 公表APF |
3594 [kWh] | 468 [kWh] | 2.4 |
APFの算出 | ||
冷房期間総合空調負荷 | 冷房期間消費電力量 | |
3594×0.33(33%)=1186 [kWh] | 468 [kWh] | |
1186÷468=2.5 |
窓型エアコン を選ぶのには理由がある。
ではなぜ、今、窓型エアコンがランキングにランクインするほど需要があるのでしょうか。まず、思いつくのは
① その価格の安さかと思います。
② エアコンの設置工事の必要がない事。
③ 室外機の設置場所が不要であること。
つまり、これらのことが窓型エアコンのメリットと言えます。
窓型エアコンを選ぶ方が抱える問題点とその解決策
問題点① 壁型のエアコン価格は、窓型エアコンよりも一般的に高額であること。
ネットショッピングにランクインしている窓型エアコンは3.8~4万円くらいの販売価格のようです。それに比べ壁型エアコンでは安いモノで約3.7万円~プラス設置工事費、若しくは設置工事費込みで約5.5万円~となっているようです。
ですから、ほぼ設置工事費の費用分が、価格の差となっているようです。
約3年使用すると購入時の価格差はなくなり、それ以降は壁型エアコンの方が安くなる場合もある
約3年使用すると購入時の価格差がなくなり、それ以降はむしろ壁型エアコンのほうが安くなります。つまり、購入後の電気代を含めたランニングコストを考えると、壁型エアコンの方が安あがりであると思われます。
壁型エアコンの省エネ性能を表すAPFはスタンダードタイプで5.8(2.2kw)に対して、窓型エアコンのAPFは2.3~2.5(1.4~1.6kw)となっています。
APF=1年間に必要な冷暖房能力総和(kWh) / 機種毎の期間消費電力量(kWh)
壁型エアコンの一番小さいスタンダードタイプでも2.2kwであるため、窓型エアコン1.4~1.6kwと単純に比べられませんが、仮に同じ出力1.4kwだとします。
壁型エアコンのAPFは5.8として、APF2.3~2.5の窓型エアコンの消費電力量は、壁型エアコンの約2倍となります。窓型エアコンのコロナCW-1620の期間消費電力量は416kWhです。いま、電気の単価を1kWh=27円とした場合、一年間の電気代は¥11,232
(窓型エアコンは冷房専用となり、期間消費電力量は冷房の使用期間となります。つまり、一年間に冷房に使用する電力量は416kWhですので、電気代=416×27=¥11,232)となります。APFが窓型エアコンの2倍である、壁型エアコンを冷房で使用した時の電気代は約半額の¥5,600となります。
問題点② 借家で、エアコン用ダクト穴がない場合、勝手に壁に穴を開けるわけにはいかない。
現在では、ほとんどの住宅でエアコンを使用されていますので、エアコン用のダクト穴がないケースは非常に少ないと思われます。現在エアコンがついてなくてもエアコン用ダクト穴に盲栓をしていることが多いのではないかと思います。
問題点② の解決策 ⇒ 大家さんに相談する。
もしも、お住いの借家にエアコン用ダクト穴が無い場合は、エアコンの購入設置について大家さんに連絡する必要があると思います。
基本的に借家では引っ越しする際、部屋を元の状態に戻すことが原則だといわれています。
賃貸物件でよく見かけるのはエアコン用のダクトに盲栓をしている状態の壁ですが、賃貸物件によってはトラブルのもとになる場合があるようですので、引っ越し時にエアコン用ダクト穴をもとの状態に戻す必要があるのか、それとも、盲栓で大丈夫なのかを大家さんに確認してからエアコンの取り付け工事を行うようにしましょう。
問題点③ ベランダ等の室外機を設置するスペースがない。
ベランダ等がなく、一見すると「室外機を取り付けできない」と思い込んでしまいがちですが、エアコンの室外機設置をあきらめる前に、専門の業者に相談してみましょう。
問題点③ の解決策 ⇒ エアコン取り付業者に相談してみる。
下記のような設置方法を、エアコンの取り付け業者がネット上で紹介しているようです。
・天井吊り
・壁掛け
・屋根置き
・二段置き
・立ち下ろし
上記のような施工では、もちろん、標準の設置工事費用よりは、高くなってしまうとは思います。しかし、問題点①の解決策として提案したように、電気代の支払いも含めてトータルで考え、数年で設置工事費用の元が取れないか、検討してみることをおすすめします。
詳しくAFPと電気代について説明しますので、一度計算してみてください。
出典: 日本冷凍空調工業会 (冷房能力ランク 1.4、1.6、1.8kWについては独自に計算して表示しています。)
APF=1年間に必要な冷暖房能力総和(kWh) / 機種毎の期間消費電力量(kWh)
期間消費電力量(kWh)
日本工業規格JIS C 9612:2013 (ルームエアコンディショナ)
「期間エネルギー消費効率算定のための試験及び算出方法」に基づくAPFから算出されています。
外気温度:東京をモデル
期間 冷房期間:(5月23日~10月4日)135日 暖房期間:(11月8日~4月16日)160日
設定温度:冷房時27℃/暖房時20℃
時間:6:00~24:00の18時間
住宅:平均的な木造住宅(南向き)
部屋の広さ:機種に見合った広さの部屋


出典: 経済産業省・資源エネルギー庁 性能カタログ (冷房能力ランク 1.4、1.6、1.8kWについては独自に計算して表示しています。)
日本工業規格JIS C 9612:2005 (ルームエアコンディショナ)
「期間エネルギー消費効率算定のための試験及び算出方法」に基づくAPFから算出されています。
外気温度:東京モデル
期間 冷房期間:(6月2日~9月21日)112日 暖房期間:(10月28日~4月14日)138日
設定温度:冷房時27℃/暖房時20℃
時間:6:00~24:00の18時間
住宅:平均的な木造住宅(南向き)
部屋の広さ:機種に見合った広さの部屋


エアコンと出会って改善した、私の暮らし
かつて、販売の仕事をしていたころは、勤務する店舗にエアコンがあるため、出勤してしまえば涼しく過ごせることから、アパートでは扇風機で過ごしていました。
しかし、転職してからは工場での勤務となり、昼間も暑く、夏の暑さに疲れを感じていたため、少しでも涼しくなれば良いなとの思いで冷風扇を購入しました。その理由は "数千円で購入できるという価格の安さ" につきます。しかし、その冷風扇は殆ど使用することはありませんでした。気化熱を利用するという原理は理解しますが、お世辞にも涼しいとは言えませんでした。
そして、突然の夜勤をきっかけにエアコン購入という流れになりました。もし仮に、冷風扇が涼しければエアコンは買ってなかったでしょう。そして、私はこのエアコンとの出会に感謝しています。そのエアコンは上位機種といこともあり、使用した電気代を表示して知らせてくれます。もしも、電気代の表示をしないエアコンと出会っていれば、現在のようにエアコンをフル活用することはなかったと思います。
なぜなら、「エアコンは電気代が高い」という先入観があったためです。
実はエアコンの電気代は、そんなに高くない
ここに、エアコンを冷房、暖房とフル活用した生活での電気代をまとめた記事を紹介します。ちなみに暖房(外気5℃⇒室内20℃ 温度差15度)にくらべ、冷房(外気35℃⇒室内28℃ 温度差7℃)とエアコンへの負荷は暖房のほうが大きいため冬場の電気代は夏場よりも高くなります。
こちらの記事は、自宅のエアコンの消費電力量を計測して、データをまとめた記事になります。2010年モデルと2012年モデルと、いずれも結構古いエアコンですが、こちらのデータをご覧いただければ【問題点①】の解決策として電気代の支払いも含めてコストと考える。 と提案していることが分って頂けると思います。
知っておきたい「 節電のこと 」
節電を効果的に行うには、まずは何を対象とすべきかをはっきりさせることが大事だと思います。そこで、まずは、下の資料をご覧ください。家庭での電気代において電力消費が多いものを把握できると思います。
1位 電気冷蔵庫 、2位 照明器具 、3位 テレビ 、4位 エアコン この辺りまでの上位項目で電気代の半分近くを占めているのが分かります。つまり、毎日使用するこれらの機器を節電効果の高いものに替えていくことで、毎月の電気代がかなり安くなりますよ。

まとめ
こちらの記事は、窓型エアコンを否定するもではありません。
需要があるから、供給するメーカーも存続しているものと理解しています。窓型エアコンは室内を冷やすという基本性能としては十分に価値があるものだと思います。
しかし、設置費用の差が窓型エアコンを選ぶ決め手となっているとしたら、あまり良い判断だとは思わないので、この記事を書いてみました。エアコンは一度購入したら、割と長くお使いになる家電かと思いますので、ランニングコストを含めた総合評価が非常に大切になります。この記事が、エアコンのランニングコストを意識して、機種の比較検討をするきっかけになれば幸いです。