はじめに
冬の暖房といったら、石油ファンヒーターという暮らしが私にとってはずいぶんと長くなります。おそらく20年以上の使用歴になるかと思います。石油ファンヒーターを販売しているのは主にダイニチ・コロナ・トヨトミの3社となりますが、手ごろな販売価格もあって私は長年ダイニチを愛用してきました。記憶しているだけでも5台は購入していると思います。
ダイニチ石油ファンヒーター

そして、ちょうど2~3年くらい前に先代のファンヒーターが古くなってきたからそろそろ買い替えようかなと思っていつも愛用しているジャスコの売り場に行ってみたら、ダイニチのお手頃ファンヒーターが売り切れていました。そこで、価格は若干高いけども消臭機能を謳ったコロナファンヒーターを試しに買ったのが出会いとなります。(三菱エアコンとの出会いと同じパターン)
ちょっとお値段は高めだけど、使ってみると「え、このファンヒーターほとんど臭くないじゃん」、「設定温度を超えるとヒーターが自動停止して不必要な燃料消費を抑えてくれるし、そして温度が下がると自動で再点火してくれるんだ」という感動体験がありました。そこから、私は一気にファン化して現在2台のコロナ石油ファンヒーターを使用している状況です。
コロナファンヒーターを選ぶ理由
CORONA石油ファンヒーター

なんといっても、「ニオイがほとんど気にならない」というのが最大のポイントだと思います。我が家の場合、居住区の臭気問題があり『窓を開けて換気したり、窓を開けて涼む』といった習慣がほとんどありません。そのため部屋の温度管理はエアコンに頼り部屋を閉め切っていることが当たり前となっています。
しかし、冬場の寒気は足元にも忍び寄りエアコンの暖房だけでは不十分というのが私の実感です。(床暖房があると最高なのですが😅)そのため、石油ファンヒーターで足元を暖めるのが冬の快適な暮らしのパターンとなっています。石油ファンヒーターは通常の石油ストーブと比べて見た目もスッキリしていて火傷や火災の心配が少ないのが魅力なのですが、点火や消火時のニオイが気になっていました。とくに、古くなってくると消火時のニオイがきつくなる印象があります。
石油ファンヒーターの歴史とコロナの特徴
石油ファンヒーターは1978年に三菱電機が初めて商品化してから多くの人に親しまれてきた暖房器具です。ダイニチは1980年に着火時間が業界最短のファンヒーターを製造販売。1995年にはコロナがカートリッジタンク式のファンヒーターで科学技術長官発明奨励賞を受賞など商品開発の歴史が刻まれています。
- 2017年 ダイニチ「秒速消臭システムプレミアム」搭載
- 2019年 コロナ「プレミアム消臭 極 きわみ」搭載 クリーン消火・ニオイカットメカ・においとり触媒
コロナ石油ファンヒーターの優れた消臭性能
これまで、ダイニチの石油ファンヒーターを長年使い続けてきて寒い冬を暖かく過ごすことが出来たことを感謝しています。その反面、点火時と消火時のニオイだけはずっと気になっていました。そのため、点火後しばらくは部屋の空気を入れ替えてから部屋を暖めるようにしていました。
ダイニチの石油ファンヒーターにも「消臭モニター」という表示がありましたので、一応は消臭機能が働いていたようなのですが、年数が経つとあまり恩恵を受けている実感がなくなっていました。(ダイニチ「秒速消臭システムプレミアム」搭載前の廉価モデル)
コロナの石油ファンヒーターに買い替えてみて一番驚いたのが優れた消臭性能でした。私が最後にダイニチのファンヒーターを買ったのが2017年以前であったため「秒速消臭システムプレミアム」搭載モデルの消臭性能について体験出来ていません。そのため、両者の最新モデルどうしを比較している訳ではないのでダイニチさんには申し訳ない思いもあるのですが、かなり衝撃的な違いでした。そうはいっても、まったくの無臭という訳ではありませんのであしからず。
コロナ石油ファンヒーターの高い省エネ性
低消費電力で電気代が安い
当社石油ファンヒーターに搭載しているバーナーは、燃焼で生じた熱を再利用する「ヒートバックシステム」を採用しており、暖房時の消費電力を抑えて運転することができます。さらに、WZシリーズとVXシリーズ(大型タイプを除く)には、DCモーターを採用しており、業界No.1※1の低消費電力を実現しています。
ecoモード搭載 省エネ運転で灯油代を節約
ワンタッチで省エネ運転。
ecoモードで
かしこく節約。
ecoキーを押すだけでワンタッチで設定温度を20℃に切り替え。
部屋が暖まったら火力を下げ経済的に室温をキープし、寒いときは風量を上げ部屋の温度ムラを抑える。
消臭機能の徹底レビュー コロナファンヒーター
コロナNo.1の消臭性能。
点火時・消火時のニオイを
しっかり抑えます。
コロナHPより引用
消臭機能「極」の仕組み
クリーン消火&ニオイカットメカ
- 消火時、できるだけ火力を下げて最適制御を行い、臭気低減。
- ニオイの元となる残った灯油を吸引。
においとり触媒
わずかに残った未燃焼ガスは「においとり触媒」通過させることでほとんどニオイのない温風へとかわる。
消臭効果のメカニズム CORONA石油ファンヒーター
消火時にできるだけ火力を下げ最適制御を行うことで、ニオイを低減する新機能「NEWクリーン消火」、ニオイの元となるノズル先端の灯油を吸引し残さない「ニオイカットメカ」、わずかに残った未燃ガスを浄化する「においとり触媒」で構成される『プレミアム消臭「極」』
WZシリーズ(最上級)独自の「ぴたっと消臭 気流ルーバー」「光触媒除菌・脱臭フィルター」の相乗効果により、消火時のニオイをスタンダードモデル比で約70%低減、コロナ史上 №1の消臭性能を実現しました。
実際に使用した際の体験談 CORONA石油ファンヒーター
正直いうと、実はあまり「消臭性能」には期待していなくてよくあるコマーシャル文句だと思って買いました。石油ファンヒーターというものは『灯油を燃やすのだからどう考えても臭うのは当然でしょう。』というのが私の脳内反応でした。
事実、ダイニチ石油ファンヒーターにも消臭機能はついていたはずなのに『それなりに健闘しているね』レベルでありこんなもんだよねと不満なく思っていました。
しかし、これはちょっとした革命です。CORONAは消臭性能に自信があるからこそ設定温度になるとファンヒーターの加熱を止めるのだと確信しました。どう考えてもリスクが高いじゃないですか。せっかく温めた部屋でファンヒーターを止めるという事は部屋が臭くなるリスクが高いため普通なら止めたくないはずなのです。しかし、CORONAは無駄な灯油の消費を抑えるためにしっかり加熱を止めます。しかもニオイはあまり気になりません。
温度調節機能の徹底レビュー コロナファンヒーター
温度調節機能のメリット
これまで使っていたダイニチファンヒーターでは、設定温度は低い温度では12℃まで1℃刻みであり、その下は「Low」とい表示になります。
設定温度を細かく調整できる
CORONA石油ファンヒーターも同じく設定温度は1℃刻みであり、最低設定温度は12℃となっています。しかし、実はここが大きく違うところなのです。ダイニチファンヒーターでは灯油の消費を最小限に抑えるために設定しているのが「Low」というモードです。
ダイニチ石油ファンヒーター「Low」
この「Low」モードは室内の温度に関係なくとにかく『消費する灯油を最小限にしながら燃焼できる状態を保ちます。』というものです。つまり、これ以上のeco運転で出来ません。だから、たとえば部屋がさほど広くなくて断熱効果が高い部屋だとすると室内の温度はじわじわと高くなっていきます。
それに対して、
CORONA石油ファンヒーターでは
【ecoモード】あるいは【セーブモード】を設定していると最大火力を40%おさえて運転します。 室温が設定温度よりも約3度上昇すると自動的に消火し、設定温度まで下がると自動的に再点火して、室温を調節します。
室温を一定に保てる
設定温度よりも約3℃上昇すると自動消火してくれるところがすごい。そして、設定温度になると自動で再点火してくれる。
つまり、エアコンほどの細かい制御は出来ないけども、多少の温度上昇と下降をくりかえしながら一定温度を保つことができることがすばらしい。一見すると簡単なようですが、消火と再点火を自動で繰り返すことは簡単ではないはず。もちろん、消火と再点火をおこなうということは臭いの問題もあるから難しいのだと思います。
1時間に1~2回換気しましょう!
換気をせずに使用を続けないでください。酸素が不足すると、不完全燃焼し、一酸化炭素などが発生して中毒になるおそれがあります。
使用中は必ず1時間に1~2回(1~2分)換気して、新鮮な空気を補給してください。
省エネにつながる
このecoモード(あるいはセーブモード)はチョー賢い。いくら冬場といっても極寒の地でない限り、断熱効果の高い部屋ではファンヒーターを使い続けていると部屋の温度はじわじわと上昇します。そんなときに、【最低火力で運転し続ける】のと【自動消火と再点火をおこなう】ではもちろん違いが出てきます。
私が購入したコロナ石油ファンヒーターVGシリーズは2014年からecoモードを搭載して販売されているようです。(取説の有無を調べてみました。)
現在、ダイニチ石油ファンヒーター上位機種(タンク容量9Lタイプ)の「ecoおまかせモード」には【一時消火機能】があります。 この機能は2007年より一部機種にて「ひかえめ運転」として室内温度が設定温度より上がり過ぎると(+3℃)燃焼を自動で切り、室内温度が下がる(-1℃)と自動着火します。
しかし、スタンダードモデルの「ecoおまかせモード」には一時消火機能がないため室内温度が設定温度よりも高くなってもファンヒーターの燃焼は止まることなく継続します。
実際に使用した際の体験談
コロナ石油ファンヒーターを2年前にはじめて使ったのですが、消臭機能にわずかな期待を込めて選んだ機種にたまたまecoモードがついていたようです。
CORONAニュース 2023年モデルから石油ファンヒーター全機種に省エネ運転機能(ecoモード、セーブモード)を搭載。
私の場合、現在はエアコンによる室内暖房をメインとしているのですが、どうしても足元が寒いので足元を暖める目的で石油ファンヒーターを併用する形にしています。ですから、ある程度室内が暖かくなるとファンヒーターの設定温度を下げて使用していたのですが、ダイニチ石油ファンヒーターのスタンダードモデルだと一時消火するような機能がないため「Low」に設定しても燃焼は止まることなく燃え続けるのです。そして、最後はたまらず止めるのですが、なにせファンヒーターを消すと臭くなるのでそれはそれで嬉しくない状況でした。
一方、CORONA石油ファンヒーターはたまたまecoモードがついていたから良かったのですが、設定温度よりも3℃上昇すると自動的に消火し、設定温度まで下がると自動的に再点火してくれることにビックリ。だから、「あれ今ついているんだっけ?」と表示ランプを確認することがしばしばありました。つまり、賢く灯油の無駄遣いを無くしてくれるんです。
その他便利な機能紹介

上記のようにホームページ上のカタログを見ると、結構いろんな機能がついてるみたいです。
機能説明一覧より引用
タイマー機能
「入タイマー」をセットすると、設定時刻に自動点火してくれます。通常、点火後は3時間で自動消火しますが、「延長/切タイマー」を繰り返し押すと3H 2H 1H 0.5Hと切り替わり消火時間の設定が可能となっています。
実は私もそんな心配性の一人です。だから、「入タイマー」は使用していません。だけど、「寒い朝にヒーターが点火するまで時間が掛かるのもイヤ!」という人、皆さんそうですよね。そんな方には「秒速タイマー」がおススメです。
秒速点火・秒速タイマー
ファンヒーターの弱点である「点火するまでの時間が長い」をカバーする機能です。CORONAファンヒーターの場合、通常点火時間として55秒~65秒を要するためかなり長い時間待つ感じがします。
そこで、点火時間を短縮するためバーナー部を事前に予熱することで点火時間を短縮する機能が「秒速点火」。ただし、この機能を有効にするには最低でも3分以上前に「秒速着火」のボタンを押しておく必要があります(取説では75秒後に秒速点火が可能)。そして、予熱するという事は電力の消費を伴います。そこで、ファンヒーターの使用予定時刻をセットすると、常に待機状態を保つのではなく予定時刻の5分前から予熱を開始してくれます。つまり、節電しながら点火時間の短縮をするための機能が「秒速タイマー」なのです。
通常状態で使用した場合、CORONAよりもダイニチの方が点火時間は短いです。「待つのもイヤ、臭いのもイヤ」というかたはCORONAで「秒速タイマー」をセットしてみてはいかがでしょうか?
チャイルドロック
チャイルドロックがセットされると、「運転停止」、「秒速点火」、「秒速タイマー」、「チャイルドロックの解除操作」のみを受け付けします。チャイルドロックのセットまたは解除方法はやや難易度を上げて小さなお子様が勝手に操作できないように配慮しています。
つまり、子どもが勝手にファンヒーターを点火したり、温度設定を変えたり出来ないようにして火傷や事故を未然に防ぐように工夫がなされています。
安全装置
対震自動消火装置・・・燃焼中に本体が揺れを感知すると、対震自動消火装置が作動して消火します。
不完全燃焼防止装置・・・燃焼中に一酸化炭素の濃度が基準以上になった場合、自動的に運転を停止する機能です。
実際に使用してみて良かった点・悪かった点
長年にわたりダイニチの石油ファンヒーターを愛用してきた私でしたが、一度のお試し購入で一気にCORONAの石油ファンヒーターに魅了されてしまいました。
ただし一つだけ注意してほしいのは、私の場合は大前提として暖房の主役はエアコンとしており、ファンヒーターはあくまで足元専用の暖房器具としてサポートするという形で使用しているという事です。
CORONAファンヒーターの良い点
温度が上がり過ぎず省燃費
繰り返しとなってしまいますが、ダイニチのスタンダードモデルでは最弱設定「Low」で使用していると、部屋が充分に温まっているにもかかわらず暖房を「一時消火」するという機能がないため部屋の温度はじわじわと上がりつづけてしまいます。そのため、終いには我慢できず暖房を切るということになっていました。
一方、CORONAの石油ファンヒーターは設定温度を超える(プラス3℃)と自動で「一時消火」してくれます。そして、温度が設定温度より下がると自動で「再点火」してくれます。だから温度が上がり過ぎることがなく、灯油を無駄に消費することもありません。それでいて快適に足元を暖かくしてくれるのです。
ニオイが気にならない
石油ファンヒーターはといえば、「点火時と消火時に臭い」という印象を持っているかたは多いはず。だから、せっかく暖房機をつけたのにひとまず換気をしたくなりませんか? 私はあの「不完全燃焼ガス」が気になるため、いつも戸口を開けて部屋の屋内換気をしていました。(外窓を開けるのは寒すぎる~)
だけど、私が購入したCORONAの石油ファンヒーターは「プレミアム消臭極」という機能があり「クリーン消火」「ニオイカットメカ」それに「においとり触媒」というニオイ対策がおこなわれているため消火時のニオイを約40%カットしてくれるそうです。
私の個人的な実感としてはそれ以上の効果があるのではないかと思っています。とはいっても、無臭ではありませんしメーカーとしても定期的な換気を推奨しています。
操作が簡単
基本的にはどのメーカーも運転ボタンを押して設定温度を合わせるだけだと思いますが、大型のオレンジ液晶モニターだから見やすくて使いやすい。それから、カートリッジタンクへの給油が楽だと思います。ダイニチの「ねじって締めるキャップタイプ」の栓と違って、CORONAの「よごれま栓」ではつまみを引いて簡単に給油口が開き、給油口を閉めるときも蓋を押すだけで簡単に閉じることができます。だから、灯油で濡れたキャップを触ることなく給油が可能なのです。
CORONAファンヒーターの悪かった点
点火時間が長い
あえて劣っているところを指摘するなら、ダイニチに比べて点火時間が長いという点です。その弱点をカバーするための機能として「秒速点火・秒速タイマー」が備わっているのですが、この設定をしないと時間がかかってしまいます。
「寒いのは苦手だからすぐに暖めて」というかたは私のようにエアコンのタイマーを使って少し早めにお部屋を暖めてはどうでしょうか?エアコンも暖まるまで時間が掛かるのですが直接火を使うことはないのでタイマー起動でも安心だと思いませんか。
まとめ
記事の総括
コロナファンヒーターの魅力を再確認
CORONAニュース 2023年モデルから石油ファンヒーター全機種に省エネ運転機能(ecoモード、セーブモード)を搭載。
つまり、現在すべてのCORONA製 石油ファンヒーターにはecoモードあるいはセーブモードを搭載しているということです。だから、設定温度に保つために自動で消火したり、自動で再点火する機能がついているからとっても経済的なんです。
読者へのメッセージ
石油ファンヒーターの一番のデメリットといえる「ニオイ問題」を相当クリアしています。長年石油ファンヒーターを使ってきた私にとってはかなり衝撃的な出会いでした。
ただし、すべてのCORONA石油ファンヒーターに最高レベルの消臭機能を搭載しているわけではありません。WZシリーズ、VXシリーズの上位機種と手ごろなVGタイプ(9畳用)のみとなります。
購入を検討している方へのアドバイス
私の場合はあくまでエアコンによる暖房のサポートとして石油ファンヒーターを使用しているためさほど高出力タイプを求めていません。なので、もっとも小型(9畳用)タイプでまったく問題ありません。
もしも、石油ファンヒーターを暖房のメインとしてお考えのかたには部屋のサイズに合わせて機種をチョイスされることをおすすめします。広い部屋を対象とした暖房機でしかもニオイについてもしっかり対応した機種をご希望となると上位2機種となってしまいますので価格はそれなりに高価になってくることと思います。
さほど高出力タイプでなくてもいいから、経済的でしかもニオイがあまり気にならないタイプをご希望のかたでしたらVGタイプをおすすめします。