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皮脂腺と汗腺について

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ニオイと密接な関係がある皮脂と汗ですが、それらの分泌と関りが深い皮脂腺と汗腺について専門家から学んでみましょう。

専門家から学ぶ

皮脂腺と汗腺について詳しく調べてみました。

 

 

資生堂研究開発本部 基礎研究センター薬剤開発研究所長 福田 實 著

化粧品講座 「皮膚科学と化粧品」より抜粋、または加工し要約しています。

 

皮脂腺について

皮脂腺とは、文字通り皮脂を分泌する器官であり毛穴に開口しています。その皮脂腺から分泌された皮脂と表皮由来の皮脂がヒトの肌に混在しています。その表皮脂質の量は0.05-0.4mg/㎠が常在しています。

表皮脂質は外部環境からの様々な刺激に対応し、肌から自然に水分が失われることを防ぎ、角質に適度な湿り気と柔軟性を与え、外部からの有害物質や細菌の侵入を防ぐ役割があります。

皮脂腺の分布

皮脂腺は部位により大きさ、形態、分布密度が異なり、手のひらと足底を除くほぼ全身に存在します。顔面や頭部の皮脂腺は大きく、しかも平均800個/㎠と数も多くなっています。

一方、前胸部、背中の中央、わきの下、陰部などの皮脂腺は比較的に発達していますが、一般に四肢の皮脂腺は小さく、その数は50個/㎠程度と少ないようです。また、皮脂腺の大きさや分布密度と皮脂の分泌量との間に相関関係があるとのこと。

表皮脂質の量

表皮脂質の量は、年齢、性、季節、皮膚温度、部位により異なります。額や頬では背中、腕、脚と比べて表皮脂質の量が3~8倍多いことが報告されています。

また、胎児や新生児の皮脂腺の機能は母体からの性ホルモンにより高まり、その後小児期にはいったん低下し、思春期になると再び性ホルモンの影響を受け高まります。その後、皮脂腺の機能は男女を問わず加齢と共に低下するのですが、女性は男性よりも急激に低下し老年期にいたります。

 

汗腺について

ヒトの汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類があります。エクリン汗腺は皮膚の表面に独立して開口・分布しています。

アポクリン汗腺は

一方、アポクリン汗腺は毛包ー脂腺と一体化し、陰部、肛門周囲、乳輪に存在します。アポクリン汗腺は男性より女性に多いといわれています。

アポクリン汗腺は性ホルモンの影響を強く受け、思春期にはその機能が高まり弱アルカリ性で粘り気がある汗を分泌し、分泌物は皮膚常在菌の分解により体臭の原因となります。

しかし、アポクリン汗腺の生理的役割について、いくつかの仮説はありますが、未だ科学的には解明されていません。

 

エクリン汗腺は

ヒトの汗腺のほとんどがエクリン汗腺です。エクリン汗腺は全身に分布し、その数は200ー500万個といわれています。

その内、発汗する能力をもった能動汗腺は約230万個(日本人)であり、一個の汗腺はそれぞれ1分間に最大2ー20ナノリットルの汗を分泌することができます。

この汗腺のお陰でヒトには1時間に1リットル以上、1日では10リットルもの汗を分泌する能力があります。

エクリン汗腺の主な生理的な役割は気化熱により皮膚表面から熱を奪い、体温を下げ暑熱環境や激しい運動による体温の上昇を抑えることです。

発汗には体温調整のための「温熱性発汗」、精神的な興奮によって起こる「精神性発汗」、味覚の刺激による「味覚性発汗」の3つのタイプがあります。

また、ヒトの発汗量には部位による差があることが知られています。たとえば、高温環境下で運動刺激を加えた時の発汗量は背中、首、額、手の甲で多く、次に腹、頬、わきの下の順となり、腕、足の甲、足の裏、手のひらでは発汗が少ないことがわかっています。

 

発汗と性別

発汗量には性別の差があります。男性では気温が約30℃になると温熱性の発汗が始まるのに対して、女性では気温が約32℃から温熱性の発汗が始まります。

ですから、高温環境下では女性は男性より汗をかきにくく、最大血圧の上昇も女性のほうが少ないことが分かっています。

つまり、暑熱に対する適応性は男性より女性の方が優れていると言えます。

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