DIY作業をはじめてみると、いろいろと挑戦したくなってきますよね。とくに中古住宅を購入してセルフリノベーションを行うときは、楽しみながらの作業でもあるし、また、必要に迫られて行う作業もあるでしょう。
そんな中で、水回り作業は避けては通れませんよね。とくに、中古住宅の場合はリノベーション済みの物件ではない限りは、水回りの痛みが気になるものです。
コツさえつかめば、それほど難しい作業でもない気がします。ただし、樹脂配管のねじ込み作業に関しては、力任せにやって配管を破損させることが無いようにしたいものです。
シールテープの巻き方のコツ(ウィークエンドのDIY)
シールテープとは
水道配管や空気配管、または油圧配管において、液体や気体を満たし、流すときにねじ込み継手の接続分に生じた隙間を埋めるために使用されるシール材です。
以下に代表的なシールテープの販売メーカーをご紹介します。
日本バルカー
各種流体を取り扱う金属配管・プラスチック配管なのどネジ継手部のシール材
基材:未焼成の四フッ化エチレン樹脂(PTFE)
耐熱温度:-100~+260 ℃
テープ厚さ:0.1 mm
テープ幅:13 mm
日東エルマテリアル
自己融着する独特の性能を備えているため、ネジ継手に巻き付けるだけでしっかりシールできます。
基材:PTFEフィルム
使用可能温度:-100~+260℃
厚さ:0.1 mm
幅:13 mm
アサダ
鉄・アルミ・ステンレス・プラスチックのパイプの気密
基材:フッ素樹脂
使用温度:-100~+230℃
厚さ:0.1 mm
幅:13 mm
エスコ
自己融着する独特の性能を備えているため、ネジ継手に巻き付けるだけで、しっかりシールすることができます。
基材:フッ素樹脂(PTFE)
仕様温度:-100~+260℃
厚さ:0.1 mm
幅:13 mm
TRUSCO
鉄・アルミ・ステンレスパイプ・プラスチックパイプなどのシールに。
基材:フッ素樹脂
使用温度範囲:-100~+260℃
厚み:0.1 mm
幅:13 mm
スリーボンド
ネジ継手に巻き付けねじ込むだけで漏れを防止します。
基材:フッ素樹脂
使用温度範囲:-100~+250℃
厚さ:0.1 mm
幅:13 mm
カクダイ
ネジ部に巻き付けるだけで、シールできます。
基材:PTFE
使用温度範囲:-100~+260℃
厚さ:0.1 mm
幅:13 mm
シールテープを巻きつける前に
ねじ込み継手のネジ部分のクリーニングをしましょう。
これをワイヤブラシ(樹脂ネジの場合は歯ブラシを使用)を使ってきれいに掻き出してきれいにしましょう。
ごみが残っていると水漏れの原因になりますので、丁寧に仕上げましょう。
注意点 シールテープの巻き付け方向と巻き始め位置
一つは巻き方向、右ネジではネジの先端と向き合った状態で右巻き(時計方向)にします。左ネジであればネジに向かって左巻きにします。通常は殆ど右ネジとなっています。
それからテープの巻きはじめは、ネジの先端からネジ一山分あけたところからスタートしてください。
これは配管内にシールテープのカスが入らはいようにするためです。
注意点 シールテープの巻き数は
シールテープの巻き数は通常は2~3巻で十分だと思います。しかし、クランクをねじ込んだ時に狙いのねじ込み角度がえられない場合はシールテープの巻き数を5~8巻といった具合に増やしてクランクのねじ込み角度を調整します。
注意点 シールテープをしっかり巻付けるコツ
それから、シールテープをしっかり巻くコツとして、下のイラストにも描いているように
リールに巻き付けているシールテープの外側をネジ部に密着させながら軽く引っ張るような感じで巻きつけていきます。
