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YKKap プラマードU(内窓)の取付け DIY

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 

あなたはこれまでにサッシ窓を取り付けた経験ありますか? もしあなたが、サッシ窓の取り付けを行ったことがあるならば、内窓の取り付けはあなたにとって非常に簡単な作業だと思います。

むしろ、額縁の寸法計測と内窓の発注のほうがちょっと緊張するかもしれません。なぜなら、サッシの建付けが悪いなどの根本的な問題がある場合は額縁の手直しが必要になることもあるからです。

もっとも懸念されるのは、額縁の縦枠が垂直になっていないケースです。この場合、くさび状に調整板を追加して、窓の側面がしっかりと窓枠に当たる状態に調整する必要があります。でなければ、せっかく内窓を取り付けも気密性が不足し、十分に断熱効果を高めることはできないからです。

内窓を取り付けてみませんか?出窓への内窓の取り付けは非常に簡単です。

 

断熱性能を上げて省エネ住宅をめざしましょう

皆さん省エネに興味はありますか?住宅の断熱性能を上げることで節電になることは、どなたもご存じかとおもいます。代表的なもので言いますと、その名の通り断熱材です。屋根裏や壁の内部、そして床下に施工します。

それから二重窓(ペアガラス)もあります。そして、今回紹介する内窓も断熱性能を上げる有効な手段となります。

 

意外と取り付け簡単な内窓  YKK ap プラマードUをつけてみました。

今回はYKK ap のプラマードUをつけてみました。これは室内専用のサッシになります。ネーミングの通りプラスチックの窓枠とプラスチックのフレームです。

面材は本物のガラスです。フレームの外観はプラスチックですが、剛性が高くとてもしっかりしています。ネットの記事によると内部に金属を使用しているようですが、YKKのサイトでは特にアナウンスしていないので、はっきりしたことはよくわかりません。

私が感じた第一印象

ガラスを使用しているからなのかフレームの補強材の影響か定かではありませんが、外観のプラスチックから受ける印象よりも、ある程度、重量もあり、どっしりした印象をうけました。

その分、窓の開け閉め時や、クレセントを閉めたときの、しっかり感などから頼もしさを感じます。安っぽい印象は微塵もありません。

 

注文のその前に開口部(木枠・額縁)の採寸、 奥行が足りないときは「ふかし窓枠」が必要です。

まずは、内窓を設置したい窓の「開口部寸法」を計測しましょう。

開口部幅(内寸)

開口部の高さ(内寸)

木枠の奥行(室内から見て、アルミサッシ枠の一番手前の端から木枠の一番室内側まで)

を計測してください。

幅3カ所、高さ3カ所、

A寸法 YKKapの場合は奥行73mmは最低限必要

詳しくはYKKサイトでご確認ください。私の場合は幸い出窓にプラマードUを取り付けたので奥行は非常にゆとりがありました。

YKKapプラマード 取付け説明書

開口部(木枠・額縁)の幅 内寸を3カ所計測

開口部の内寸Wを3カ所計測して、最も小さな値で発注します。

開口部の横幅(内寸)を計測する
木枠 W寸法 e1681650684791

 

 

開口部(木枠・額縁)の高さ 3カ所計測

開口部の内寸Hを3カ所計測して、最も小さな値で発注します。

開口部の高さ(内寸)を計測する
木枠 H寸法改正 e1681651063144

 

開口部(木枠・額縁)のA寸法を計測

木枠には外窓のアルミサッシがとりつけられている状態だと思います。外窓のサッシが取り付けられているアルミ枠の端(室内側)と木枠の手前(室内側)との寸法を計測します。

A寸法をもとに内窓を取付けるための十分なスペースがあるかを判断します。最新のメーカー取付け説明書には明記されていませんので旧版カタログより参考値としてご紹介します。

 

A寸法を計測する
A寸法 改正 e1681653877249

 

窓台見込寸法の参考値 (旧版カタログより)

プラマード 窓台見込寸法とふかし枠のサイズ
窓種 窓台部必要寸法 A 準備する【ふかし枠】
引違い窓 73mm A寸法 0~30mm ⇒ ふかし枠70
A寸法 25~35mm ⇒ ふかし枠50
A寸法 30~45mm ⇒ ふかし枠40
A寸法 45~73mm ⇒ ふかし枠25
内開き窓

開き窓テラス

73mm A寸法 0~30mm ⇒ ふかし枠70
A寸法 25~35mm ⇒ ふかし枠50
A寸法 30~45mm ⇒ ふかし枠40
A寸法 45~73mm ⇒ ふかし枠25
FIX窓 53mm A寸法 25~35mm ⇒ ふかし枠50
A寸法 13~28mm ⇒ ふかし枠40
A寸法 28~53mm ⇒ ふかし枠25

※ふかし枠は別料金となっています。

 

窓台の強度確認

YKKapプラマードU 取付け説明書のP12-P13の窓台強度の確認について詳しい説明がありますのでご覧ください。

もしも、十分なA寸法があり「ふかし枠」を必要としない場合でも、窓台がぐらついていたり、内窓を支えるだけの強度がない場合、内窓が落下する危険性があります。ふかし枠を使用しない場合でも必要に応じて窓台の補強をおこなってください。

内窓の荷重を支える部分 窓台
窓台の強度 e1681653946930

 

施工前の確認事項 プラマード取付け説明書より

開口精度の確認 (木枠・額縁)のたわみについて

内窓を取付ける木枠は「たわみ」がないことが望ましいのですが、どうしても多少のたわみがあります。そのとき、内窓を取付けても問題ないとされるたわみは凹側1.5mm 凸側1.5mmです。

内窓サッシを取付ける木枠の許容たわみ
木額縁 木枠の許容歪み e1681621394628

 

木枠のたわみ量 拡大図
木額縁 木枠許容歪み 詳細 e1681622311870

 

開口部(木枠・額縁)の対角差について

内窓を取付ける木枠の対角を L1 L2 を計測します。2つの対角の値は木枠が左右対象で歪みが無いときに同じ値になります。もしも、木枠が下イラストのように歪んでいると対角の値 L1 L2 の値に差がでてきます。

内窓をそのまま取付けても問題ないとされているのはL1とL2の値の差が3mm以内となっています。

対角の差 3mm以内
木枠の対角 e1681624636945

 

開口部(木枠・額縁)の調整方法

YKKapプラマードU 取付け説明書のP16-P17に開口部の調整方法について詳しい説明がありますのでご覧ください。

開口部(木枠・額縁)に「たわみ」がある場合

木枠にたわみがあり窪んでいる場合、施工調整スペーサーで補正してすきまをシーリング材を充填します。

額縁にたわみがあるときの対処イメージ
木枠のたわみ補正 上下

 

 

開口部(木枠・額縁)に「ひずみ」がある場合

木枠にひずみがあり隙間がある場合、施工調整スペーサーで補正してすきまをシーリング材を充填します。

額縁にひずみがあるときの対処イメージ
木枠の歪補正 

 

プラマード(内窓)を取り付けるときに、必要なものは?

基本的には充電ドライバー、もしくは、インパクトがあれば大丈夫です。もちろんその気になればドライバーでも取り付けることは可能かと思います。

しかし、取り付けるネジの数がある程度ありますので、ドライバーでの取り付けは非常に疲れます。それから、最後に戸車の調整が必要な時はドライバーが必要になります。

プラマードの下枠と右枠
IMG 20200119 131145 scaled e1645710971932

 

プラマード(内窓)取り付けにかかる時間は?

施工内容によって、ずいぶんと差が出ることは想像できると思います。

取り付け時間の目安

木枠の奥行にゆとりがあり、充電ドライバーを使い、そのまま取り付ける場合(私のケース)はおそらく1時間もあれば余裕で取り付けることができると思います。

ふかし窓枠を取り付けるとなると、それだけで1~2時間くらいは見積もっておいた方がよさそうですね。ただし、個人の技量により施工時間は大きく左右されると思いますので、あくまでも目安にしていだければ良いかと思います。

プラマードの上枠と右枠
IMG 20200119 130917 scaled e1645710994999

 

取り付けるのは窓枠だけ、引き違い戸は完成品が梱包されています。

わたしは、引き違い戸を注文しましが、たとえ戸の種類が違ったとしても戸をフレームから組み立てるような作業は発生しないと思います。

基本的にはプラスチックの下枠上枠右枠左枠の4枠を取り付けるだけです。そして、最後に戸を取り付けると完成です。

もしも、戸の転がりが悪い時は戸車の調整が必要なるかもしれません。調整にはドライバーを使います

 

プラマード取付け完了 外窓にはフィルムを貼っています。

窓用のフィルムは今ある窓に貼るだけで、室内を明るく保ちながらもプライバシーを守ることができます。

内窓プラマード 出窓への取付けは簡単
IMG 20200119 130551 scaled e1645711050706

 

出窓には消臭剤をおいて、匂いもカット

この窓の真向いに、隣の一階と二階に簡易水洗トイレがあるため常に臭気が漂っています。そのため、以前は私の寝室にまで匂いがかなり侵入していました。

しかし、出窓を二重窓にすることで生まれた外窓と内窓の空間に消臭剤を置くことでニオイの侵入が気にならなくなっています。つまり、二重窓にすると断熱効果を高めるだけでなく、ニオイの侵入を防ぐ効果にも期待できます。

出窓に取り付けたプラマード
IMG 20200119 130738 scaled e1645711028119

 

まとめ

内窓の取り付けを考え始めたのは、中古住宅を購入後に初めて迎えた冬に思いのほか部屋が寒かったことがきっかけとなっています。

そのため、寝室の断熱効果を高める必要性を感じ、その手段の一つが窓の二重化でした。サッシ窓をペアガラスタイプに交換することも考えましたが、臭い問題もあり内窓の設置のほうが適していると判断しています。

実際に施工してみると、仕上がりは非常にしっかりしていて本当にプラスチックなのかと疑いたくなるくらいです。商品が届き開梱するときにプラマードが想像より遥かに重くてびっくりしたことをよく覚えています。

窓枠の奥行がたりないケースでは、「ふかし窓枠」が必要になります。その場合は手間が増えますので、ちょっと大変かもしれません。出窓など、木枠の奥行にゆとりがあるケースでは、取り付け作業はいたって簡単です。但し、充電ドライバー、もしくはインパクトドライバーがない場合、「ビスを手でねじ込む作業」はかなり疲れますので、ご注意ください。

 

簡単な記事ではありますが「ほんのり豊かに、快適に暮らす」ためのヒントになりましたら、幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

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iboxnj
マイペース派で、「変人」に憧れる管理人のアイボックです。必要は発明の母といわれるように、暮らしに直面する問題を一つ一つクリアする事をやっていたら、些細なものからちょっといいアイデアと思えるものまで出来ていました。そのときは必死にやっていて、気づいてなかった。いつの間にかDIYが好きになっていたようです。