エアコンは今や、生活に欠かせない存在になっています。夏場の冷房だけでなく、冬の暖房でも便利なものです。そして、梅雨の時期でも除湿を目的として、設定温度高めの冷房を使うのもありかと思っています。
そんな、エアコンも最初の1~2年はあまり気にならないのですが、その後はだんだんとカビのニオイが気になってくるものです。特に春から初夏にかけて、再びエアコンを使い始める頃には、エアコンの「カビ臭さ」が気になるところです。
そんな時に、エアコンのクリーニング業者に、「エアコンの丸洗い」を依頼するのもいいでしょう。あるいは、「エアコンクリーナー」を使って D.I.Y でクリーニングに挑戦するのもいいのではないでしょうか。
エアコンのクリーニングに挑戦!D.I.Y それとも、プロにおまかせ?
エアコンの掃除どうしよう? プロにお任せ! それとも自分でエアコンクリーニング?
エアコンを購入して約8年になりますが、初めてエアコンの掃除をしようと準備をはじめました。そのきっかけは「カビ臭いニオイ」がひどくなったこと。基本的には面倒くさがりなため、普段から汚さない努力はするのですが、きっちりとした掃除はあまりやったことがありませんでした。
エアコンの掃除をプロにお任せする!
エアコン掃除に手を出さなかったもう一つの理由は、やはり「下手に自分で掃除して、エアコンを壊しては元も子もない」という思いがずっとあった為です。そういったことを考えると「掃除のプロにお任せする」ことが一番いいのではないでしょうか。プロにエアコンクリーニングを依頼すれば高圧洗浄機で内部をきれいにしてもらえるし、数多くのエアコンを扱ってきているのでエアコンを熟知していて安全にきれいに仕上げてもらえる安心感があります。
エアコンクリーニングって自分で出来るの?
一方、エアコンクリーナーを使って自分でエアコンの掃除をしようとした場合、ほとんどの方が、一度はネットで調べるのではないかと思います。
「エアコンクリーナーは危険」という否定的な意見が多い
そこで、私も「エアコンクリーナー」でネット検索したみたのですが、意外にも「エアコンクリーナーは危険」みたいな記事が多いのです。エアコンクリーナーは量販店で販売されているので、ごく当たり前に使用されているのかと思っていた私には衝撃的な内容でした。その代表的なものを要約すると次のようになります。
掃除のプロに調査したところ80%の人がエアコンクリーナーをおススメしない。
問題点1
・スプレー後、洗い流さないのでホコリが、そのまま残 目詰まりをおこしたり、スプレーが残ると カビやサビの原因になる
問題点2
・スプレーをかけてはいけない部分にかけてしまい、火災につながる危険がある。
「エアコンクリーナーを使った掃除は意外と簡単」という肯定的な意見もある
エアコンクリーナーでエアコンの掃除をやってみて「 意外と簡単 」です
と掃除のやり方を紹介する記事もあります。
私はエアコンクリーナーをすでに購入していましたし、できれば一度は自分でエアコンの掃除をやってみたい(DIY精神)という思いがありました。そこで、上記の問題点を解決するための、良いアイデアがないか考えてみました。
エアコンクリーナーに関するネット情報の精査
まずは、エアコンクリーナーに関するネット情報を精査してみましょう。
問題点(1)スプレーが残るとカビの原因
カビの原因は何?
ネット上の、カビに関する多くの記事によると、
石鹸カスや洗剤カスが、カビの餌になると記載されています。
生活衛生に関する報文によると
「生活衛生に関する報文」洗濯機内部に生成するカビの特性によると
”皮脂” や ”たんぱく質” では、カビの菌糸が成長したが、”石鹸カス” や ”シャンプー成分” ではカビの菌糸の成長は認められず、
カビが成長するための栄養は ”石鹸カス” や ”シャンプー成分” ではないと結論づけた。」とあります。
洗剤( 界面活性剤 )のカビに対する作用
「生活衛生に関する報文」洗濯機内部に生成するカビの特性によると、考察のなかで
「洗剤のカビに対する作用は2つに分けられる。
・1つは界面活性剤としてカビの生育を阻害する作用、
・もう1つは栄養としての生育促進作用である。」と述べています。
つまり、界面活性剤が残留するとカビの原因になりうると言えそうです。
「スプレーが残りカビの原因になる」って本当?
複数のサイトで、エアコンクリーナーをおススメしない理由の一つである「スプレーが残りカビの原因になる」の件に関しての重要な裏付けとなるようです。なぜならば、この報文の内容で述べられている界面活性剤とは、エアコンクリーナーの成分であるからです。
私が、今回使用した、アース製薬 「らくハピ エアコン洗浄スプレー フィンの奥まで徹底洗浄!!」(フレッシュフォレストの香り)【自動お掃除機能付きエアコンにも使える】
品名: エアコンフィン用合成洗剤
用途: エアコンフィン用
液性: 中性
正味量: 420ml
成分: 界面活性剤(0.0675%)、高級アルキルアミン系<非イオン>、安定化剤(エチルアルコール)、除菌剤、消臭剤、防カビ剤、香料
使用量の目安: エアコン1台につき1本
つまり、防カビ剤が入ってはいますが、洗剤として界面活性剤が含まれますので、すすぎをしない場合は、多くの記事で指摘があるように
残留するクリーナーがカビの発生の原因になるおそれがあると考えられます。
カビの原因と考えられる「残留スプレー」を除去するためにアイデアをプラス
蓄圧式スプレーを使って残留クリーナーを洗い流す
カビの原因となりうるクリーナー(界面活性剤)の残留を防ぐためのアイデアとしてご紹介したいのは、蓄圧式スプレーにて、熱交換器のフィンにぬるま湯を吹きかけて、残留クリーナーを洗い流す洗浄法です。
高圧洗浄装置とまではいきませんが、ある程度の勢いで熱交換器のフィンを洗浄できるようです。蓄圧式スプレーとは、手動ポンプで容器内の圧力を高めて、その圧力で容器内の液体を噴射(噴霧)するものです。
「 蓄圧式スプレー 」を使って残留クリーナーを洗い流す
まずは、エアコンクリーナーの取扱説明にあるように、エアコンクリーナーをスプレー後約10分放置します。取扱説明では、ここで作業は終了なのですが、残留クリーナーを洗い流す工程を追加します。
エアコンクリーナーによる洗浄後の廃液
下の写真はエアコンクリーナーがドレンから流れ出た様子です。約8年間使用しているわりには、意外と汚れていない印象があります。エアコンの吸い込み口に、フィルター(100円均一)を貼っているため、エアコン内部の汚れが少ないのかもしれません。
エアコンの排水管から出てきた「エアコン洗浄スプレー」
蓄圧式スプレーを使った1回目のすすぎ工程
下の写真は、蓄圧式スプレーを使いぬるま湯を約1リットル噴射して熱交換器を洗浄たときのドレンからでた排水です。水が、かなり白く濁っていますので、残留クリーナーが洗い流されたものだと考えられます。
蓄圧式スプレーを使って1回すすぎの排水
蓄圧式スプレーを使った2回目のすすぎ工程
下の写真は、蓄圧式スプレーでぬるま湯をさらに約1リットル使用して、残留クリーナーを洗い流したときの排水です。最初の排水よりは、だいぶ透明度があがりましたが、まだ幾分白濁した感じがありましたので、あと1回繰り返すことにしました。
蓄圧式スプレーを使って2回すすぎの排水
蓄圧式スプレーを使った3回目のすすぎ工程
下の写真は、3回目の残留クリーナー洗い流し洗浄を終えたときの排水です。このときは、かなり透明度が高くなりましたので、ぬるま湯1リットル で 3回洗浄すると残留クリーナーをほぼ洗い流すことができるようです。
蓄圧式スプレーを使って3回すすぎの排水
蓄圧式スプレーを使って残留クリーナーを洗い流してみた結果は
スタンダードタイプのエアコンでは
実際に試した結果、蓄圧式スプレーを使ってぬるま湯で3回すすぐと、エアコンクリーナーに含まれていた香料もほとんど洗い流され、無香に近い状態にまで仕上がります。(上の写真は、スタンダードタイプのエアコンを掃除した時のものです。)
上位グレードのエアコンでは
ちなみにリビングのエアコンも同じように3回ぬるま湯で洗浄してみたのですが、香料の残り具合から、蓄圧式スプレーで、きれいに残留クリーナーを洗い流すことができなかった印象があります。
なぜならば、熱交換器(フィン)まわりが複雑な形状をしているし、しかも近くに電気表示部があるので、しっかりとした洗浄が難しいことが原因だと思います。
「エアコンクリーナーを使った洗浄」は火災につながる原因となる?
「スプレーをかけてはいけない部分にかけてしまって火災の原因になる」とありますが、確かにこれは十分考えられます。
スタンダードタイプのエアコンでは
クリーニングを行う機種により、その危険性は随分と差があるように思います。たとえば我が家では、三菱エアコンを2台使用していて、この写真は寝室用の小型のスタンダードタイプです。
スタンダードタイプのように、シンプルな作りであれば、どなたでもエアコンクリーナーを使うことができるとは思います。
構造がシンプルなスタンダードタイプのエアコン
上位グレードのエアコンでは
下の写真はリビングで使用している上位グレードタイプものです。このように、熱交換器の近くに電気部品がある機種では、「スプレーをかけてはいけないところにかけてしまう」可能性はかなり高いように思います。
「お掃除メカ」を搭載してますが、最新タイプと違い「お掃除メカ」を取り外すことはできません。ですから、同じ、三菱エアコンでも、上のスタンダードタイプに比べると随分と熱交換器(フィン)部分の露出が少なく、クリーニングの作業性が高いとは言い難いでしょう。しかも、近くに電気表示部があり、かなり作業をやりずらく感じます。
複雑な構造の上位グレード
問題点(2)「火災につながる原因」への対策
エアコンのカバーを外してみたときに、構造が複雑で電気部品が熱交換器(フィン)の近くにある場合は、無理に自分で作業せず、プロにクリーニングしてもらうのが最善策かと思います。
しかし、どうしても自分でエアコンクリーニングをおこなう際は、無理に深追いせず、あくまで見えている部分を、無理ない範囲でクリーニングするのが良いかと思います。
ただし、熱交換器(フィン)を遮るものが多い場合、今回紹介した蓄圧式ポンプによる洗浄工程をプラスしても、残留スプレーをきれいに洗い流すことは困難に思います。
ネット情報の精査結果
「スプレーをかけてはいけない部分にかけてしまい火災につながる危険がある」について
個人的な感想になりますが、今回2台の異なるエアコンを掃除してみて感じたのは、エアコンの作りにより、掃除の難易度に随分と差があるという事です。
スタンダードタイプのようにシンプルな構造であれば、電装部と熱交換器(フィン)が離れているため、間違って電装部にスプレーをかけてしまうことはないように思います。一方、比較的ハイグレードタイプになると、エアコンの構造が複雑になる傾向があると思われますので、エアコンの手入れの難易度があがる可能性があります。
構造が複雑なモデルで、無理にスプレーを使った場合は、洗浄スプレーを「かけてはいけない部分にかけてしまう」リスクが高くなると言えます。
スプレー後、洗い流さないのでホコリがそのまま残り目詰まりをおこしたり、 スプレーが残ると「 カビ や サビ の原因 」になるについて
冒頭に紹介してある「生活衛生に関する報文」から、スプレーの成分である界面活性剤がカビの原因となると考えられます。サビに関しては、何を根拠に、そのように明記しているかは不明です。
実際にエアコンのクリーニングをやってみます。
エアコン掃除に必要なものは 三菱エアコンの取扱説明書より
・柔らかい布
・ブラシつき掃除機
・スポンジ(エアフィルターの手入れ)
・中性洗剤
・ぬるま湯
便利と感じたグッズは(検索上位サイトを参考)
ゴミ袋を使った「洗浄水 受け」は非常に有益な情報でした。
ゴミ袋に切り込みを入れて洗浄水受けとして
・45Lゴミ袋を一ヶ所だけ縦に切り込みを入れ、三角錐のような形状にして汚水受けにする(上図)
・テープ付き養生フィルム
・歯ブラシ
・綿棒
・つまようじ
・ブルーシート
エアコン掃除をはじめる前に(お掃除頻度は取扱説明書より)
まずは必ずコンセントを抜いてから作業をはじめましょう。部品の取り外しは取扱説明書(MSZ-GV221)の手順に従って外していきます。
エアコンのコンセントを必ず抜く
パネルのお手入れ(1年に一回を目安)
まずは、丸洗いパネルを取り外します。
【取扱説明書より】
汚れが目立つときは、布に中性洗剤を溶かしたぬるま湯を含ませてふいてください。
カバーの裏にもホコリが付着
【取扱説明書より】
・お手入れの際、ガソリン・ベンジン・シンナー・磨き粉を
使用しないでください。
・たわしやスポンジの硬い面などで洗わないでください。
・長時間(2時間以上)湯水や水に浸けておかないでください。
・直射日光やストーブ、ドライヤーなどで乾燥させないでください。
変形や変色の原因になります。
カバーの裏に付着したホコリ
柔らかい布で水分を拭き取って陰干し
エアフィルター のお手入れ(2週間に1回を目安)
ホコリ汚れが目立ちますので、先ずは掃除機でホコリを吸い取ります。掃除機を使用する際は、柔らかいブラシ付きのノズルの先端をホコリが付着している面から優しく当てながら、丁寧にほこりを取り除きます。その後水洗いを行います。
フィルターに付着したホコリ
【取扱説明書より】
・硬いブラシやたわしでこすらないでください。
・汚れがひどい場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、
水洗いで洗剤を洗い流し、完全に乾いてから取り付けてください。
・直射日光やストーブ、ドライヤーなどで乾燥させないでください。
変形や変色の原因になります。
・約50℃以上のお湯で洗わないでください。
取扱説明書にはありませんが、フィルターも仕上げの水洗いを行い、洗剤をきれいに洗い流したあと、タオルドライすることで、乾きが速くなりますのでおすすめします。
洗浄後のフィルターをタオルドライ
フィルターは陰干し乾燥
フィルターは陰干しでしっかり乾燥させてください。
熱交換器(フィン)のお手入れ
熱交換器のお手入れでは、洗浄作業をエアコン本体でおこないますので、周りの壁や床が汚れないように準備が必要です。
養生シートを壁に貼り、ゴミ袋を加工して作った、洗浄水受けの三角錐形状のビニールを、エアコン吹き出し口の奥に貼り付け、ビニールの洗浄水受口が十分に開いていることを確認してから作業に入ります。
エアコン洗浄の準備
【エアコン洗浄スプレーの使用方法より】
・エアコン1台につき1本を使い切ってください。
・スプレーノズルの先端にあるツメを折り取る。
・エアコンの電源OFF、必ずプラグをコンセントから抜き部屋を換気する。
・エアフィルターを外し、フィン(熱交換器)を露出させる。
・缶を強くよく振る、繰り返し5~6回以上。
・フィンから5cmほど離して、フィンの向きに沿ってスプレー。
(1本で約90秒から120秒間スプレーできる)
※逆さでスプレーしないこと
・約10分間放置したら終了。
・洗浄水は排水管より出てきます。
【エアコン洗浄スプレーの使用方法より】
自動お掃除機能付きエアコンにも使用することができます。
(センサー部分や配線部分には処理しないでください。)
【エアコン洗浄スプレーの使用方法より】
警告
◆ 必ず用法用量を守ってしようすること。
◆ エアコン電装部(センサーや電子基板、スイッチ、モーター等)には、
決して噴射液がかからないようにすること。
誤った方法で使用すると、電気部品の故障等の原因となる場合がある。
◆ 人に向けて使用しなこと。
◆ アレルギーやかぶれなどを起こしやすい体質の人は薬剤に触れたり、
吸い込んだりしないこと。
◆ 本品は排水菅付きタイプのエアコンのみに使用できる。
◆ 室外機、送風口、クロスフローファンには使用できない。
【使用できないエアコン】
天井埋込タイプ、天井吊下げタイプ、床置タイプ、窓付けタイプ、カバーの開けられないエアコン、カーエアコン
熱交換器(フィン)のホコリを取り除く
エアコン洗浄スプレーを使う前に、まずはホコリを取り除きます。掃除機にブラシ付きのノズルを取り付けて、フィンを傷めないように十分注意しながら、ホコリを丁寧に取り除いてください。エアコンクリーナーを使用する際に、ホコリが残っているとホコリがフィンに固着する恐れがありますので、しっかりと取り除きましょう。
フィンに付着したホコリ
フィンに隣接するフレームもキレイにする
フィンに隣接するフレームの汚れもきれいに取り除きましょう。フレームに汚れ、ホコリが付着した状態で、エアコンクリーナーを使用すると、汚れやホコリをフィンに吹き飛ばし固着、目詰まりの原因になりますので、丁寧なふき取りが必要です。
汚れがひどい部分は、一度 水で濡らしたティッシュでふき取り、仕上げに柔らかい布(100円均一のマイクロファイバーふきんがおすすめ)で拭くときれいになります。細部、凹部は「綿棒」や「つまようじ」を使うことで、きれに汚れを取り除けます。
マイクロバイバーふきんで拭き取り
エアコン洗浄スプレーの使用方法に沿って作業を行います。
ノズル先端のツメを折り取ってから、缶をよく振り、フィンから5cmくらいの距離から、フィンの目に沿うように上下に動かしながら全体をまんべんなくクリーニングします。スプー終了後、約10分間放置します。
アイデアをプラス(残留クリーナーを洗い流します。)
先にカビ対策で紹介した、「残留クリーナーを洗い流す」工程の追加をおすすめします。
スプレーで残留クリーナーを洗い流す
エアコン洗浄 後
今回使用した、蓄圧式スプレーでは、加圧したスプレー内部の圧力で、ぬるま湯を勢いよく噴射することができますので、フィンの洗浄に効果的だと思います。また、高圧洗浄機ほどの勢いはありませんので、非常に取扱がしやすいので、おすすめします。
今回試験的に行ってみたのですが、洗浄後の排水の濁りから判断すると「約1リットルのぬるま湯を、3回蓄圧式スプレーで噴射すると」排水の濁りが、ほとんど取れるようです。
洗浄後のエアコンを扇風機で乾燥
「お掃除メカ付き」エアコンの工程も簡単に紹介
丸洗いパネルを取り外し、それ以外にダストボックス、エアフィルター、上下風向フラップも取り外します。
ダストボックス、エアフィルター、上下風向フラップを取り外し
左右風向フラップは左右に広げます。
左右風向フラップを左右に開くことができるので、奥の汚れを拭き取る作業がしやすくなります。
フラップを開くと掃除が楽ラク
エアコン洗浄 前
エアコン洗浄 後
洗浄水が袋に溜まった様子
乾燥と組み立て
洗浄後のエアコンを扇風機で乾燥
洗浄作業を終了したら、エアコンを十分に乾燥させる必要があります。まずは、柔らかい布でフィン以外の濡れたところの水気をきれいに拭き取ります。その後、私はしばらく扇風機の風を、エアコンにあてて乾燥させました。
送風モードのあるエアコンでは、送風モードにて風を循環させてエアコンの機内を乾燥させると良いでしょう。私のエアコンには送風モードがないため、冷房の設定温度を高め(天気:雨 室内温度:27℃) 設定温度:29℃ 内部クリーン:ON で2時間くらい運転させ乾燥しました。
組み立ては、取扱説明書の手順に従い取り付けを行います。基本的には取り外しの順番と逆になります。
まとめ
エアコンのカビの繁殖が考えれる場所として、熱交換器(フィン)、ファン、フィルターなどが考えられます。その場所に応じて、それぞれ違ったクリーナーが存在するようですが、そのなかで、熱交換器(フィン)用のエアコン洗浄スプレーを使って、エアコンの掃除を行ってみました。
基本的には取扱説明書に沿って作業を行っていますが、エアコン洗浄スプレーは自己責任にて使用して作業を行いました。簡単な構造のエアコンであれば、さほど、危険な作業とは感じませんでしたが、複雑な構造のエアコンは電装品が多いのでプロにクリーニングをお願いした方がよいかと思います。
どうしても、ご自身でエアコンの掃除をされる場合は、取扱説明書で紹介されているような洗浄を伴わない掃除を行うのが良いかと思います。もしも、自分でエアコン洗浄スプレーをご使用になる場合は、「いかなる結果も自己責任」と覚悟して作業を行ってください。
今回、エアコン洗浄スプレー後に、ぬるま湯による洗浄をご紹介していますが、あくまで、「カビの発生を抑制させるために効果的であろう」と考えられる手法の一つです。最後に、 私は D.I.Yによる、エアコンの洗浄を、「積極的にすすめているわけではない」ことをご理解ください。
この記事が「ほんのり豊かに、快適に暮らす」ためのヒントになりましたら、幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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