トリマーを使った溝掘りは以前も行っていますが、今回の溝は4mmの中空ポリカーボネート板をはめ込むための溝掘りになります。

4mmの溝であれば既製品にも流用できそうなカット木材があるのですが、さすがに4mmの溝に4mmの中空ポリカーボネート板をいれるとなると、はめ込みがかなりきつくなることが予想されます。

そこで、今回はトリマービット ストレート5mmを使用して建具フレームに中空ポリカーボネート板を入れる溝を掘ってみました。実際に加工してみて、私なりにつかんだコツをご紹介したいと思います。

中空ポリカーボネートをはめ込む溝をトリマーで掘ってみて分かったコツをご紹介

 

幅5mm 深さ8mm の溝掘りをトリマーでやってみて分かったコツ

私が使用したトリマーはスタンダードタイプのマキタ製トリマー

細い角材に細い溝を掘るだけなら、DIY向けのスタンダートタイプのトリマーで十分だと思います。しかし、大きめのビットをつかったり、連続して加工を行うとなるとよりパワーがあったほうが安心ではあります。

 

DIY向けのシンプルなスタンダードタイプ マキタ製トリマー
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マキタ 充電式トリマー





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溝掘り加工でトリマーを安定させるコツは「トリマーを横に倒す」

「廃材を使った開き戸 DIY」記事のなかで紹介しているトリマーの使い方を私の新たな体験をもとに、さらに発展した形として紹介しています。

開き戸DIYの記事中で伝えている通り、トリマーに付属しているガイドを使用する場合、ガイドの当て方を意識したほうが良いようです。

 

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溝掘りでビットの回転方向を意識してトリマーを安定させるコツ

下図は開き戸DIYの記事中のものと同じであり、もともとは真上からみた様子を表して描いたものです。そして、上の写真ではトリマーを横向きで使っている様子が写っています。この2つを見比べてみると木材とトリマーの位置関係はまったく同じであることが分かります。

トリマーのビットは下図のように機械の本体側からみて右回りに回転しています。連続して描いている一番左側に注目してください。ビットの切刃は下から上に掻き上げるように木材と接触しています。そのため、トリマーのガイド(緑)を下に引っ張る力が生まれています。だから安定するのです。

 

トリマーによる溝加工では「横向き」をおすすめ
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もしも、トリマーの送りを逆向きにして溝掘りをおこなったら

上の図を反転して描いた図になります。この場合も同じくトリマーを横に倒して使っていますが、トリマーの送り方向が逆になっています。下図ではトリマーを左側から右側へと送る動作になります。ビットの回転方向は右回りです。こんどは連続して描いている一番右側に注目してください。ビットの切刃は上から下に掻き下げるように木材と接触しています。そのため、トリマーのガイド(緑)を上に押し上げる力が生まれてしまいます。そうなると一変してトリマーが跳ね上がろうとして不安定になるのです。

 

トリマーを送る向きが変わると、安定しない。
縮小 トリマー逆流れ

 

実際の作業風景

今回、トリマーによる溝加工では下の写真のような作業を行っています。これは上の図解をそのまま再現したような形になっています。

 

トリマーを横向きにして溝を加工している様子
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きれいに溝掘りするコツとして、トリマーの横倒しをおすすめするその他の理由

私自身が試してみた経験から、「角材に溝を加工するケース」ではトリマーに付属のガイドを付けて、横向きでの使用するとトリマーが安定して使いやすくなります。

但し、加工の際に出る木くずは下に排出されるだけでなく、トリマーを保持している自分の方にも細かい木くずが舞うことになりますので、必ずマスクと保護メガネを使用することをおすすめします。また、木くずが作業服に付着することになりますので、ある程度は覚悟して作業してみて下さい。

注意点

「廃材を使った開き戸DIY」の記事中でもふれているように、トリマーを最初から最後までノンストップで加工できる場合はよいのですが、長尺物の加工ではどうしても自分自身の体勢を移動するためにトリマーを一旦あるところで保持するような動作になってしまいます。

すると、トリマーを一旦保持したところがトリマービットの摩擦熱で焦げて、茶褐色に変色してしまいます。

 

横倒しの溝掘り おすすめ理由 その1 トリマーの自重で安定するから

トリマーできれいに溝掘りするコツとして、トリマーを横に倒して使うことをおすすめしていますが、まずはトリマー自身の重みで、トリマーがしっかりと木材に密着するので安定した加工ができるからです。但し、横方向にもしっかりとトリマーを木材に密着させることを意識していないと、溝の深さが足りなくなってしまいます。

 

横倒しの溝掘り おすすめ理由 その2 セッティングが楽だから

トリマーできれいに溝掘りするコツとして、トリマーを横に倒して使うことをおすすめしていますが、トリマーのことだけでなく加工対象の木材を固定しやすいこともあります。

クランプを使ってガイド材(端材)をセットできる加工台があれば、加工木材が加工台よりもわずかにはみ出すようにセットするだけで木材はしっかり固定されます。

上からは、トリマーの重みで押さえ、横方向ではトリマーとガイド材で木材を挟み込む形になります。

イラスト解説 溝加工する木材を挟み込む状態
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横倒し溝掘り おすすめ理由 その3 木材端部の加工がやりやすいから

 

溝掘り作業のコツ

加工はじめと加工終わりに端材を置くだけで、仕上がりに雲泥の差が生まれます。

使用する端材は、一度試し切りをしてすでに溝が加工されている同じサイズの木材が理想です。試し切りした溝があれば、トリマービットとの余計な干渉がないためよりスムーズな作業ができます。

 

 

トリマー使った溝掘り加工の注意点 木材端部の加工で不安定になる

トリマーの付属ガイドは、トリマーを中心にして左右に広がっています。そのため、ガイドが全面当たっている状態ではトリマーの姿勢は安定しています。しかし、「加工はじめ」と「加工終わり」ではガイドの片側しか材料に当たりませんのでトリマーの姿勢が不安定になり一番神経をつかってしまいます。

しかもトリマービットと木材との接触始めと木材からビットが抜けるときは急に反発力が変化しトリマーの挙動が不安定になります。

 

ガイドが全面当っているのでトリマーが安定する
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溝掘りする木材端部に端材をあて、トリマーガイドの当たり面を安定させる

下の写真は試し切りに使った同じサイズの木材を端部での加工を安定させるためのガイドとして再利用しています。

 

「加工終わり」に加工木材と同じサイズの端材を置く
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トリマーを使った溝掘り加工を終えた完成品

既製品の溝加工木材と違い、溝の幅、溝の深さ、溝加工をする面を自由に決められるので製作品の幅が広がります。

 

溝加工を終えた木材
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トリマーを使ってより精度の高い溝掘り加工を目指すなら

より本格的にトリマーを活用するには付属のガイドを使用するやり方とは別に「安定した加工ができるための」準備が必要となります。

トリマーを使った溝掘り加工でより精度のよいものを目指すには、しっかりとしたガイドを準備するのがおすすめです。参考にしたいYoutube動画をご紹介します。

トリマーテーブルの作り方と3つの使い方

トリマー台を使った加工例
トリマー台を使った加工法 e1674433725978

 

上記の略図は「加工イメージ」としてとらえて頂きたいのですが、トリマーを使った溝掘り加工では、「トリマーと木材の相互の位置をガタツキなく移動できる状態」が理想です。

そのため、付属品のガイドがあります。しかし、付属品のガイドのように片当てタイプではガイドの反対側にズレることがあるのです。

そこで、トリマーと木材がガタツキなく移動できる状態をつくる工夫が必要となります。その方法の一つが、トリマーテーブルを準備しトリマーをしっかりと加工台に固定し、加工する木材をガイドに沿って押し出すやり方です。

このやり方であれば、連続的に滑らかに木材を押し出すことができますのでトリマービットによる木材の焦げ付きも防ぐことができます。

 

マキタ 充電式トリマー





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まとめ

あらかじめ溝加工されている加工木材をホームセンターで購入できる場合があります。使用したい木材のサイズが合えば、既製品の材料を使った方が良い場合も出てくるとは思います。

しかし、溝加工されている木材のサイズはそれほど豊富にそろっているわけではありません。ですから、溝の幅、溝の深さなど自分の必要とする形に加工するとなると、やはりご自身で加工する必要がでてきます。

或いは、柔軟に考えればサイズの違う木材を組み合わせて接着することで同じ形状の溝を作ることも可能ですね。(時には有効な方法かと思っています)

本格的に木材加工を行うのであれば、トリマーテーブルは魅力的です。もしも加工資材の十分な保管スペースがある方はYoutubeで紹介されている「トリマーテーブルの作り方」を参考にして自作されてみてもよいのではないかと思います。

トリマーを改造することに抵抗がある方は、この記事でご紹介している「横向きの加工法」を一度試してみて下さい。ただし、トリマーの送りを一旦停止した場合は木材の焦げ付きが発生することはご承知ください。

また、ケガを防止するために加工する木材をしっかりと固定することをおすすめします。それから、保護メガネとマスクは必ず使用してください。トリマーはかなり高速で回転していますので、油断をするとケガにつながります。

電動工具を使用する作業では、全般的にケガの危険を伴いますので自信がない方には無理におススメしませんし、自己責任にて作業を行ってください。

 

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