私は、エネルギーロスを減らすことで、エコな暮らしをしながらも、快適さを犠牲にすることはしたくありません。
そんな、わたしが理想と考える暮らしを実現するためには、ここで紹介するパーテーションは欠かすことができません。
現在のパーテーションはコストを抑えることにかなり重きを置いてDIYをおこなっているため、デザイン面はかなり犠牲にしています。
それでも、快適空間をつくるための空調管理への貢献は非常に大きいものとなっています。
いつになるのか、わかりませんが、いずれは機能面だけでなく、パーテーションのデザイン性もブラッシュアップしたいと考えています。
DIYパーテーションで快適空間をつくる。
冷暖房効率の追求と「 居心地の良い空間 」づくり
我が家の購入時のリビングダイニングは約11畳あり、大変広く感じていました。開放感はあるのですが、光熱費を考えるとあまり良いことではないと感じました。
中古住宅を購入して引渡しまでに、工務店の方に最低限の工事をしていただきました。その中で、一つだけ多少高くはなるけども、「リビングを仕切るための大きな室内用サッシ」を取り付けてもらうことにしました。
なるべく効率よく冷暖房が効く様にと考えてのことです。今はあまりリビングを使用してないので、普段はサッシを締めて生活して、必要に応じてサッシを開閉するようにしています。
サッシフレームはアルミで、板はガラスではなくポリカーボネートを使っていると思います。ポリカーボネイトはすりガラス風になっていますので、それなりにプライベートを保てると思います。
現在はリビング 6.5畳、ダイニング 4.5畳を室内サッシで仕切っています。そしてその先はキッチン約3畳へと繋がっています。
6.5畳のリビングにエアコンがあり、必要に応じて仕切りのサッシを開き、エアコンを使います。ダイニングにテレビとソファーを置いていますので、家での大半の時間をダイニングで過ごしています。
ダイニングはそれほど広くはないのですが、あまりに広すぎても落ち着かないので、私にとっては結構「居心地の良い空間」となっています。
ゴミ箱収納型サイドボード と パーテーション のコンボ
居心地のよい空間となっている4.5畳のダイニングと3畳のキッチンの間に「手作りパーテーション」を作りました。
そのパーテーションの特徴としては、床や壁に「一切固定していない」ということです。
それでは、どのようにして自立しているのかというと、パーテーションと小さなサイドボードを合体させることで自立できているのです。
キッチンの流し台があまり広くなかったので、流しの天板を補うために最初はサイドボードのみ作りました。サイドボードの天板の高さは流し台の高さにあわせてを作りました。
狭いながらも、ゴミ箱収納を兼ねそなえたサイドボードは、物置として大変重宝しています。
サイドボードとパーテーション
下の写真からわかるように、サイドボードは流し台の天板の高さに合わせています。
サイドボードの下には、ペダルを踏んで蓋をあけるタイプのごみ箱を収納しています。ごみを捨てるときは、そのままペダルを踏むと蓋がしっかりと開きますので、ゴミ捨ても楽々です。

ゴミ箱を収納できるサイドボード
ゴミがたまったら、下の写真のようにゴミ箱を引き出し、ゴミ袋の交換をしています。

シーリング(天井)パーテーション + パーテーション で個室化
リフォームを終え、生活を始めたのは7月頃だったと思います。最初は特に不便を感じることなく過ごしていましたが、引越してから最初の冬を迎えたときに、随分と室内が冷えると感じました。
特にキッチンから来る寒気は冬場の最大の敵だと分かりました。
寒気は床に、暖気は天井に溜まることは、誰もが周知のことです。
そこで、
キッチンとダイニングの「仕切り」が必要ではないかと考えたのです。
固定しないという発想 「 自立型パーテーション 」は据え付け自在
最初は完全に仕切りを設けて、バネ付き兆番で勝手に閉まるタイプの扉を取り付けようとイメージしていました。
そのころ、これまで使ってきたソファーと同じサイズのつもりで注文していたダイニングのソファーが入荷しました。
しかし、実際にソファーを据えてみたら、以前のものより少しばかり大きかったのです。
パーテーションを固定しない理由
今後も、これからソファーを買い替えるたびに、ソファーのサイズによってはパーテーションが邪魔になる可能性があります。
そこで
パーテーションは床や壁に「固定しない」ことにしました。
パーテーション収納時の様子です。
パーテーションは引き戸タイプとなっています。可動タイプのパーテーションは発泡材からできているため、大変軽くなっているため、ストレスなく開け閉めができるようになっています。

・サイドボードとパーテーションを組み合わせてあるため、自立できる構造である。
・床や壁にパーテーションを固定する必要が無く、設置場所の微調整が可能。
意外と便利な「 DIY シーリングパーテーション 」 plus カーテン
下の写真にあるようにパーテーションの真上にカーテンレールを二重に設置してあります。
一つのカーテンレールにはハーモニーカーボ(中空ポリカーボネート)を自作の「S字フック」を使い常時ぶら下げています。
このシリーングパーテーションは料理のときの煙がキッチンからダイニングに来ないように防ぐ役割をしています。
そして、もう一つのカーテンレールには冬場のみ白いカーテンを掛けています。そうすることで、ある程度キッチンからの寒気の侵入を防ぐことが出来ます。
春から秋の間は適度な解放感を得るためにカーテンを取り外して生活して
パーテーション使用時はこんな感じです。
下の写真は床のパーテーションとシーリングパーテーションを使用している様子です。この状態でも冷房使用時には冷気が逃げるのをほぼ防ぐことができます。

・パーテーションは必要に応じ使用。
・夏はエアコンの冷気がキッチンに逃げないようにする。
・冬は寒気がキッチンからダイニングに来ないようにカーテンと併用。
超簡単! パーテーションの作り方
キッチンの冷蔵庫、食器棚、を白で統一していますので、パーテーションも白で作ってみました。
ベースになる板はキッチンのサイドボードに固定してあります。そのベース板も白。本当は一枚の大きなカラーボードを探していたのですが無かったので、3枚のカラーボードを組み合わせてベース板にしました。
三枚の板は両面テープで繋ぎ。さらに、カラーボードの両サイドに樹脂プレートを両面テープで固定して、一体感を出しています。
そして、スライド板は発泡剤を薄い樹脂でサンドしたような構造のものを使っています。非常に軽い素材となっているためパーテーションのスライドはストレスフリーとなっています。
スライドレールはプラスチックのアングル材をベース板の天面と底面に両面テープで固定しています。
あとはスライド板に取っ手をつけて完成。スライド板は発泡剤を使用していて強度があまりないので、取っ手の固定ネジにはスライド板との当たり面に樹脂パッキンを抱き合わせて使用しています。
パーテーションの組立図

・冷暖房の効率化を考え、必要に応じてキッチンとダイニングを仕切ることができる。
・パーテーションは通常、収納してあるのですっきりしています。
・カーテンとの組み合わせで、ダイニングをほぼ個室化できる。
まとめ
DIYパーテーションは、ほぼ毎日使っていて、とっても便利で重宝しています。意外な感じがしますが、固定をしていない可動できるパーテーションがこんなにも役立つとは思っていませんでした。
今回は、たまたま可動できるようになっていますが、可動できないタイプであったとしても、パーテーションで空間に変化をつけることで、空調の管理や、料理の煙の管理ができています。
また、パーテーションを開放することで、室内空間に開放感ある広がりをもたらすことができますので、状況にあわせてうまく使いこなすことで、快適な住空間をつくることができると思います。
「ほんのり豊かに、快適に暮らす」ためのヒントになりましたら、幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。