毎日の暮らしを我慢することなく、快適に過ごす。これは私が理想と考える暮らしの形です。これまで、「ほんのり豊かさを感じられる暮らし」を手に入れるために、ちょっとした工夫を、楽しみながら積み重ねてきました。
なかでも、滞在時間が長い寝室では、断熱効果を高める為に断熱材の追加、二重窓、窓用フィルムなどの対策をしてきました。そのすべてが、省エネ家電の効果をさらに高めることができているのではないかと思っています。結果として、電気代の節約につながっていると思っています。
毎月の固定費となる電気代を抑えて暮らしを ほんのり豊かに
寝室の断熱効果を高めるために行った対策
快適な生活で、暮らしを「ほんのり豊かにする」ために私が行ってきたことは以下の対策となります。それから、エアコンを設置している寝室が、西日を浴びない配置となっていることも、電気代があまりかからず、過ごしやすくなっている要因だと思います。
2019年 一年間の電気料金請求書 省エネ家電+プチリフォーム
中古住宅を購入してから、住みよくするためのプチリフォームをコツコツと重ねてきました。内窓の追加や屋根裏への断熱剤追加などは、2Fの寝室にある、エアコンの節電に大きく貢献していると思っています。
それから、日常使う照明は全てL E D に変更しています。また、お気に入りグッズのところで紹介している家電等も節電に貢献していると思います。
下に実際の電気料金をご紹介します。2019年
2019年 グラフでみる電気代の推移
2019年 電気料金明細
2020年 電気代
2020年分の電気料金請求書を掲載します。
2020年 グラフでみる電気代の推移
2020年 電気料金明細
2021年10月~ 2022年9月 電気代
現在はペーパーレスとなり、ログインすると電気代データを確認できるようになっています。
夏場は冷房(エアコン)を週末と毎晩(帰宅から翌朝の出勤まで)つけっぱなしで暮らしています。冬の暖房(エアコン)は最小限(設定温度23℃ 就寝時はOFF)にとどめているのですが、どうしても電気代が高くなってしまいます。
電気代 2020.10~2022.09
2022年4月~2023年3月 電気代
我が家の電気代の推移は、
電気代2021.04~2023.03
2023年1月~2023年12月 電気代
我が家の電気代の推移は、
電気代2023.01~2023.12
中古住宅 床面積 1階 57平米 2階 44平米 4LDK 一人暮らしという条件
もともとは、親との同居を念頭に購入した物件です。両親とは良好な関係を維持していますが、一人で暮らしているという状況です。正直、一人暮らしにはやや広すぎる印象を受けます。私は会社勤めをしていますので、平日の昼間は誰もいない条件での電気料金となります。
ご家族で住まわれている方の参考にはならないのかもしれませんが、一軒家での電気料金としてはかなり安いのではないかと思っています。以前アパートで暮らしていた時と同じか、もしくは少ないように思います。
それから、料理については、アイリスオーヤマの100V用 I H クッキングヒーターを使い電気で行っています。アパート暮らしの頃はガスコンロを使用していました。
省エネ家電を使って節電しよう。
まずはどんな家電の省エネ化が必要か考えてみましょう。
出典:資源エネルギー庁
節電の効果を出したいときは、電気料金に占める割合の大きいものを、効率のよい省エネ家電に交換するのがおすすめです。
省エネタイプへの交換で節電効果が期待できる家電 | |
順位 | 家電 |
1位 | 冷蔵庫 |
2位 | 照明器具 |
3位 | テレビ |
4位 | エアコン |
プロモーション |
近くのLED照明の交換工事業者を探す (2023年4月更新) | ゼヒトモ
電気代を抑えるために知っておきたい ソーラーパネルの検討
電気代を抑えることは、固定費の削減に大きく寄与し、その積み重ねが貯蓄できる余力を生むことにつながります。生活をすることで、必ずエネルギーの消費を必要としますが、現代ではその利便性や、クリーンエネルギーの性格ゆえ、電気への依存が大きくなっています。
以前のように、夜間電力料金が安かった頃は、夜間電力を家庭用蓄電池に充電し、昼間にその電気を使用するのが、理想かと考えていました。しかし、残念ながら、現在はそれほど 夜間電力 に 魅力を感じません。
2009年からのスタートした太陽光発電の固定価格買取制度(FIT)ですが供給電力が増えるに伴い、買取価格は2009年48円/kWhから2019年で24円/kWhとなっています。新築の場合、発電を始めた時期から10年間は売電を開始した時の単価は10年間固定され買取価格が保証されているのですが、10年以降の売電価格は7~10円/kWhが一般的だそうです。
ちなみに、太陽光発電の法定耐用年数は17年ですが、一般的なソーラーパネルの寿命はだいたい20年程度であると言われています。この状況から家庭では、売電を目的とするより、自宅での需要電力を太陽光発電で賄う規模で導入を検討するのが賢明だと思います。
もしも、私が太陽光発電を始めるとした場合
現在のひと月の電気代がおおよそ6000円として、
1年間で72,000円、
10年で720,000円、
20年で1,440,000円となります。
つまり、ソーラーパネルの設置予算として140万円までなら許容と考えます。
ネットデータから必要なソーラーパネルを算出してみる
出典: 太陽光発電総合情報より4kW台の太陽光発電
全国的な平均 4.4~4.5 [kW]
ソラーパネル一枚の出力 170~260 [W]
4kWでは 16枚~29枚
面積では 20~36㎡
予算 120万円~170万円
一日あたりの発電量は 2.5~3.8 [kWh/kW]
一か月あたりの発電量は 80~120 [kWh/kW]
「kWh/kW」って 何? ですよね。
これは、出力ごとに発電できる能力を表しています。
例えば、出力2 [kW]のソーラーパネルでは
一日の発電量は
2.5 ✖ 2 = 5 [kWh/日] ~ 3.8 ✖ 2 = 7.6 [kWh/日]
私の場合、一月の平均消費電力量が219 [kWh/月] 【2020年実績より】
200 [kWh/月]を目標とした場合 200 ÷ 31 ≒ 6.5 [kWh/日]
必要とするソーラーパネルの出力は 6.5 ÷ 2.5 ≒ 2.6 [kW]
必要とするソーラーパネルの枚数 10~16枚
出典: 太陽光発電総合情報より2~3kW台の太陽光発電
2~3kWのソーラーパネルを設置する場合の初期費用は 69万円~103万円
私の家にソーラーパネルを設置して、売電を目的とせず、電力の自給自足を計画する場合は、約100万円を予算として準備すると、おおよそ15年くらいで元がとれそうです。
以上のような計算で、ご自宅の消費電力量に合わせて、見積もってみるとよいかと思います。
節電しながら、豊かさを手に入れることはできたのか?
あくまで個人的な主観による見解ですので、参考までにお読み頂けたら嬉しく思います。本来は市営住宅に入れたらそれでよかったのですが、やむなく断念。” せっかく一軒家に住むのであれば快適に住みたい。”からプチリフォームが始まっています。
・中古住宅特有の問題である、家に染みついた臭いについては除菌アルコールや脱臭機、それからオゾン消臭機などの活躍でほぼ解消されました。
・寒さについては、仕切りとハーモニーカーボや、内窓の追加、あるいは断熱材の追加やエコなエアコンの貢献も非常に大きいかと思っています。
・トイレのセンサーライトのLED間接照明はエコでオシャレ感があり、おかげでトイレの滞在時間が長くなった気がします。
・エアコンに関しては ” 見える化されたエアコン ” と出会えたことで、エアコンをフル活用する生活に変わり、豊かさを実感できています。それでいて、電気代はそれほど高くないことは下記の記事でも分かって頂けるのではないかと思います。
電気の使用量と電気代の年別記録
2019年 電気使用量・電気代データ
2019年 電気代の実績 | |
年間の使用量 | |
電気の使用量 | 年間電気代 |
2,058 [kWh] | 58,462 円 |
月平均値 | |
月平均電気の使用量 | 月平均電気代 |
172 [kWh] | 4,872 円 |
2019年 月別電気代
注:With Corona 2019年12月末より
2020年 電気使用量・電気代データ
注:With Corona 自宅滞在時間の増加による影響があります。
2020年 電気代の実績 | |
年間の使用量 | |
電気の使用量 | 年間電気代 |
ー | ー |
月平均値 | |
月平均電気の使用量 | 月平均電気代 |
※219 [kWh] | ※5, 486 円 |
※データ不足のため参考値(グラフから読み取った値を含む)
2020年 月別電気代
2021年 電気使用量・電気代データ
注:With Corona 自宅滞在時間の増加による影響があります。
2021年より原油高騰
2021年 電気代の実績 | |
年間の使用量 | |
電気の使用量 | 年間電気代 |
ー | ※72,856 円 |
月平均値 | |
月平均電気の使用量 | 月平均電気代 |
ー | ※6,071 円 |
※データ不足のため参考値(グラフから読み取った値を含む)
2021年 月別電気代
原油高騰の影響で、今年の11月より暖房のための灯油依存度を下げる生活をスタートしています。その分エアコンによる暖房依存度を意識的に上げています。
2022年 電気使用量・電気代データ
注:With Corona 自宅滞在時間の増加による影響があります。
2022年2月ロシアのウクライナ侵攻 原油高騰は続く
・1月上旬にリビングのDIY内窓とダイニングキッチンの引違い戸パーテーション完成
・9月中旬に脱衣室に内窓取付け
・10月上旬にトイレに内窓取付け
・10月中旬に浴室の内窓取付け
・12月上旬に寝室の大きな内窓取付け
2022年 電気代の実績 | |
年間の使用量 | |
電気の使用量 | 年間電気代 |
2,894 [kWh] | 87,490 円 |
月平均値 | |
月平均電気の使用量 | 月平均電気代 |
※241 [kWh] | ※7, 291円 |
※データ不足のため参考値(グラフから読み取った値を含む)
2022年 月別電気代
電気代のみに着目すると、年々増加しているのですが、灯油の購入量は確実に減少しています。それから、生活の快適性を犠牲にしてまで節約するような生活をしていません。むしろ、これまでよりも寒さに悩まされることなく過ごしやすくなっています。
2023年 電気使用量・電気代データ
1ドル=140円台の円安
ガソリン代の高騰 180円台/L
2023年 電気代の実績 | |
年間の使用量 (1月~12月) | |
電気の使用量 | 年間電気代 |
2,883 [kWh] | 71,825 円 |
月平均値 (1月~12月) | |
月平均電気の使用量 | 月平均電気代 |
240 [kWh] | 5,985円 |
2023年 月別電気代
2023年 | ||
月 | 使用量[kWh] | 電気代 |
1 | 385 | 11,724 |
2 | 335 | 7,806 |
3 | 263 | 6,157 |
4 | 234 | 5,626 |
5 | 210 | 4,820 |
6 | 139 | 3,389 |
7 | 181 | 4,234 |
8 | 279 | 6,205 |
9 | 214 | 4,898 |
10 | 178 | 4,797 |
11 | 191 | 5,103 |
12 | 274 | 7,066 |
合計 | 2,883 | 71,825 |
平均 | 240 | 5,985 |
2024年 電気使用量・電気代データ
1ドル=150円台の円安
まとめ
私は「暮らしをほんのり豊かにする」ためにまず取り組むべきことは、固定費の削減だと考えています。無駄な出費を抑えることで、貯蓄もできるし、心のゆとりが生まれます。
省エネ家電等の買い替えでは、一時的な支出とはなりますが、ランニングコストを意識することにより、賢い選択ができるのではないかと考えています。便利な省エネ家電のを取り入れることで、何より毎日の生活が快適になるし、生活の質の向上に大いに役立つと思います。
かつての職場で「3無(む)」 無理、 無駄、 ムラ をなくすことで、仕事を無理なく持続的に向上できるという教育を受けました。「3無」の考え方は、仕事においても、私生活にも当てはまると考えていますので、その一環として、固定費の削減を実践しています。
まとまりのない記事ですが、「ほんのり豊かに、快適に暮らす」ためのヒントなりましたら幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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