ポリカーボネートの特性について
ポリカーボネートの特性とは ウィキペディアより
ウィキペディアによると、ポリカーボネート(polycarbonate)は熱可塑性プラスチックの一種。
ポリカーボネートの特性 | |
密度 | 1.20g/㎤ |
可用温度 | -100℃~+180℃ |
融点 | 約250℃ |
ポリカーボネートの利点 メリット
透明性、耐衝撃性、耐熱性、難燃性、寸法安定性などにおいて、高い物性を示します。
ポリカーボネートの耐衝撃性
耐衝撃性は一般的なガラスの250倍以上といわれる。エンジニアリングプラスチックの中でも平均して高い物性を示す樹脂です。
ポリカーボネートの透明性
かつ透明性を持つために光学用途にも使用でき、その物性に比べて安価であり、航空機、自動車など輸送機器、電気、電子光学、医療機器、防弾ガラスの材料などに広く用いられています。
ポリカーボネートの機械的強度
機械的強度も優れているため、力のかかるプラスチックネジで最も多く使われている材料です。
ポリカーボネートの耐熱性
可用温度は-100℃~+180℃であり、利便性が高い樹脂です。
ポリカーボネートの欠点 デメリット
ポリカーボネートの耐薬品性
耐薬品性はあまり良いといえない。特にアルカリ剤、溶剤では劣化する。接着剤などの使用ができない。
ポリカーボネートの高温高湿度環境性能
エステル結合をもつため、高温高湿度の環境下では加水分解する。
ポリカーボネートの白化
引張強度を超える力をかけると、白化して透明度が著しく低下する。
ポリカーボネートの表面硬度
表面の硬度は高くなく、鉛筆の硬度でHB程度。硬いブラシなどで掃除をすると、間違いなくキズが付き、透明性が低下する。この弱点を解決した加工をほどこした製品もあるようです。
ポリカーボネートの製品例
・航空機(軍用機 F-22など)のコックピットのキャノピー、旅客機の客室窓など
・自動車、オートバイなど輸送機器の前照灯や方向指示器や尾灯など各レンズ類、軽量ウィンドウなど
・オートバイ、乗用車用ヘルメットの帽体、バイザースクリーン
・鉄道車両(新幹線N700系電車の普通車窓や名鉄2000系のフロント部分など)
・CD、DVD、BDの表面
・家電製品
・光ファイバーなど
ハーモニーカーボとツインカーボ 異なる呼び名の中空ポリカーボネート
私が購入した時の商品名としては、ハーモニーカーボと記してありました。材質としてはポリカーボネートであり、形状は中空であるため中空ポリカーボネートと呼ばれています。
アクリサンデーという会社から販売されていたようですが、現在アクリサンデーのHPではツインカーボという商品名で取り扱っているようです。
ほかにもAGCという世界最大手のガラスメーカーがツインカーボを取り扱っているようです。グーグルで検索しても事情についてはよく分かりません。
ツインカーボとは アクリサンデー HPより
ツインカーボはポリカーボネートを特殊技術で一体成型した中空構造シートです。ガラスの約200倍、アクリルの約30倍の耐衝撃強度で割れにくく、燃えにくいのが特長。
さらに、従来のポリカーボネートに比べ、超軽量(同厚比で約1/5)で施工が簡単なうえ、中空構造により挟み込んだ空気層のために優れた断熱性、保温性を発揮します。
ツインカーボとは AGC HPより
・バリエーションが豊富
・一般ポリカーボネートシート(同厚)に比べ約1/5と超軽量
・断熱性能が高い
・ほとんどの品種が両面高耐候仕様
・グッドデザイン賞を受賞
・耐衝撃性に優れる
・火源を離すと火が消える特性がり、他のプラスチックに比べ有毒ガスの心配がない。
・-40℃から+125℃まで使用温度が広い
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