2024年3月に水洗トイレの施工完了から約2年と5か月が過ぎようとしている2026年の8月末です。小学校では自由研究課題があるように、私の自由研究テーマは我が家のウォシュレットになりました。実を言うと、この2年以上の期間というもの安定してウォシュレットが作動していませんでした。これは購入当初からのことであり、一度はTOTOのお客様相談室へ問い合わせたこともあります。しかし、「購入した工務店に尋ねてください。」というよくある対応パターンで終了。

一度は工務店の営業の方が、休日にもかかわらず訪問して調べてみたけどあまりスッキリとした返答はなく様子をみるととなり、そのうち気まぐれなウォッシュレットに愛想をつかしてもうほとんど使っていませんでした。

 

アプリコットに振り回された男のあらすじ

今こうして、記事をかけているのは見事にアプリコットが蘇ったからですが、その過程ではあまりにも感情のアップダウンが激しく波打っていました。結果として、初期不具合だったという結末までの流れを時系列でサクッとまとめます。

  1. 2024年3月 工務店によってアプリコット取付け
  2. 2024年4月もしくは5月 TOTOお客様相談室へ連絡 「工務店へ相談してください。」
  3. 2024年4月もしくは5月 工務店の担当営業が来て現状確認 おそらくコンセントリセットだけして濁された感じ
  4. ウォシュレットは作動したり、作動しなかったり
  5. 2026年8月まで 2年以上の期間はウォシュレット使用をあきらめてほぼ使ってない
  6. 2026年8月 ふと思い立ち、AIに相談してみた
  7. 電池の確認、コンセントリセットを試す
  8. アース線の未施工の影響をAIに相談 アース線施工
  9. リモコンの発信部をスマホカメラでチェック 赤外線信号の発信を確認
  10. 着座センサーを疑う 作動原理をAIで調べる 静電容量方式
  11. センサー作動を確かめるためのアルミ伯をつかった自由研究
  12. 太ももの肉を便座に巻き付けるというライフハック
  13. ライフハックは3日と続かなかった
  14. TOTOお客様相談室へ連絡 購入から作動不良を伝え保証対応を期待
  15. TOTOサービスが対応 平日7時 リモコンの受信部品を交換
  16. TOTOサービス技術者は通常修理と認識 修理代約1万円支払い

 

原因不明のTOTOウォシュレットの作動不良

今日は作動しても、明日は作動するかわからない。購入当初からそんな感じでした。頭の中はなぜ?なぜ?なぜ?。

今回初めて無線リモコンタイプを選んでいたのですが、もしかして他の電波の影響で動かないのではないか。そんなふうに考えていました。だから、リモコンだけメーカーに送って新しいのに替えてもらえないものかと真剣に考えていました。

 

アースの施工を行ってみる

トイレを施工した工務店は、もともと壁コンセントにアースの接続端子がなかったためアース処理は行っていませんでした。わたしもさほど気にも留めていなかったのですが、せっかくのウォシュレットを使えないまま我慢して買い替えになるのは何か違うのではないかとスイッチが入り、まずは当たり前のことをきちんとしてみようと考え行動してみました。

アース線を2m購入して、外壁の水道配管を通してる穴にアース線を沿わせるように通しています。屋外では、本来なら土からアースをとるのが好ましいのでしょうが、土まで遠いため基礎コンクリートにアース線をビス止めしています。

 

縮小 アース施工1

 

センサーの作動不良を疑う

アース線を施工してみて、これで症状が改善しないかと期待していたのですが残念ながらこれだけで解決とはいきませんでした。そこで、次に疑うのは便座のセンサーです。だって、ノズルの自動洗浄機能は働いていますので、ノズルが故障して出てこないのではないことは明らかです。

AIで調べてみたら、TOTOアプリコットでは便座に使っている着座センサーは赤外線をつかって人を検知しているとの事でした。であれば、センサーに人が座っていることを検知させれば洗浄ノズルは作動するはずです。白いテープなどにも反応するとのことでしたが、あまり反応が良くなかったので、アルミ伯をあててみました。すると、トイレ本体のライトが点灯して反応が良好なことがわかりました。

 

人が座っていない状態

着座センサーが反応していない状態では節電モードのままです。

スーパーおまかせ節電
縮小 スーパーおまかせ節電

 

着座センサーが正しく反応した状態

着座センサーを手のひらでしっかり覆うとセンサーが反応して緑のランプが点灯します。

作動状態
縮小 正常な動作状態

 

アルミ伯のサイズを変えて反応をみる

便座にはセンサー位置を示す直径2センチくらいのマークシールがありました。なので、センサーのサイズはそれくらいだろうと推測し、最初は1.5センチ×1.5センチくらいの小さなアルミ伯(下の写真 右)を貼ってみました。

センサーに反応させるアルミ伯
縮小 アルミ伯テストパッチ

 

1.5×1.5センチ アルミ伯

3つの緑ランプは点灯しますが、しばらくすると消えます。緑ランプが点灯してる間に洗浄ボタンを押すとノズルは出てきました。

縮小 テストパッチ貼付

 

2.5×2.5センチ アルミ伯

3つの緑ランプは点灯します。1.5×1.5センチのアルミ伯のようにすぐにランプが消えることはないのですが、洗浄ボタンを押してもたまにノズルが反応しないことがありました。

4×10センチ アルミ伯

このサイズだと、便座のセンサー設置部を綺麗に覆うことができます。このサイズまで大きくするとほぼ100%で洗浄ボタンに反応してくれました。

 

太ももの肉を便座に巻き付けるライフハック(受信部品の交換前)

我が家のTOTOアプリコット TCF4714 の着座センサーは「静電容量方式」だそうです。これは、便座内部にセンサーが内蔵されていて人が座った時に、センサー部分の静電容量の変化を検知して「着座」と判断します。そのためには、便座に肌が直接触れるように座る必要があります。

着座センサーの位置にはマークシールが貼ってあります(右足太もも裏あたり)。先のアルミ伯テストをおこなった位置が着座センサーの位置です。

アルミ伯テストの結果を参考にして、太ももの肉を引っ張って便座に巻き付けるようにするとセンサーの感度がアップしたというライフハックでした。このとき、「このセンサー方式ではやせ形の人は不利だ」という思いが沸き上がり、やや憤慨気味でした。そして、この次にウォシュレットを買い替える時には静電容量方式の着座センサーでなく、シンプルな体重を感知する「着座スイッチ方式」で、しかもリモコンタイプ(トラブルの元である)ではないものが良いと思いました。

 

3日と続かなかったライフハック

実は、このライフハックは同じ悩みを抱える人を救うなかなかの発見だと自負してたのだけど、残念ながら長く続かなかった。最初はほぼ100%の感度を示していたので、これって地味にすごいと感動していた。

もともとこの裏技の感動を共有しようと思い記事にするつもりでした。それで、さっそく記事の内容を上手く表現できるようなアイキャッチ画像を準備してました。ところが、記事を書こうと思っていた次の休日まで感動が続かなかったのです。

 

TOTOのお客様相談室へ連絡

もともと施工完了後2~3ヵ月の内にウォシュレットの不調に見舞われ、お客様相談室に電話したことがあるので間違いなく履歴があるはず。そうなれば、ワンチャン無償修理対応してくれるのではないかと期待してもう一度電話してみました。

TOTOお客様相談室オペレーターの対応

我が家のトイレの状況を説明したら、一応状況を理解してもらった感じではありました。しかし、「無償対応」というワードは無くなんとなく含みをもった感じで話が進んでいきました。とりあえず、数日中に住まいの地域のTOTOサービス部隊から連絡があることまで話がつきました。

そのときの私の気持ちとしてはハーフ、ハーフといった感じで、ちょっとだけ期待しながらその日を待つことにしました。

 

TOTOサービス技術者による修理

お客様相談室によると、TOTOサービスは基本的に日曜日は休みで対応できないとの事でした。その後1週間以内の平日の夕方に連絡があり、本日の7時頃に伺うことができるとのことだったので承諾して待つことにしました。

40代くらいの、働き盛りのサービス技術者が尋ねてきて非常に丁寧に対応してくれました。便器にキズが入らないようにきれいに養生してから作業を開始して、事細かに丁寧に説明してくれました。そして、修理経験から得た知見を教えていただきました。

  • よくある不具合のパターンとして、ウォシュレットの無線信号の受信部が水気により痛んでいることが多いそうです。特に水タンクの上に手洗いを設置しているレイアウトで、トイレに向かって右側の壁に手拭き用のタオルを設置してるパターン。 この場合、手を洗ってタオルの方へ手を移動する際にセンサー受信部の上を濡れた手が通ることになるから水滴により受信部がダメージを受けやすい。
  • もう一つの故障の原因として考えられるのが、フィルターの目詰まりです。今回ウォッシュレットを修理するために便座を分解して中を見る機会を得ましたが、便座は小型が進んでおり内部は狭いにも関わらず多くの電気部品がありました。そのため、内部の冷却用ファンも追加されているようですが、ほかにも消臭用のファンもありそのファン部にフィルターがあるのです。しかし、そのことに気づいていないユーザーが多いそうです。

 

ファンのフィルターが目詰まりしてると、便座内部の冷却が上手くできないし、換気も出来ないため電気部品がある便座内部に湿気が溜まりやすい状況になってしまいます。このフィルターの掃除に関しては取説をみれば書いてあるのですが、普通なかなか見ないですよね。だから、ほんとうは、TOTO側としてもユーザーに引き渡しの際に施工者からフィルターの場所と掃除の必要性をユーザーに伝えるように促してくれると嬉しいのだけど。

 

TOTOサービス技術者からのアドバイス

丁寧な作業を終えて、親切なサービスマンから修理代の請求がありました。最初は、「あれ本部から何も聞いてないのか?」とちょっと残念に思い、事の経緯を話してみました。しかし、そのようなことは聞いて無いようで困惑していました。その姿を見てたらなんだか気の毒に感じましたし、当のご本人にはなんの落ち度もありません。そして、あまりにも丁寧に対応してくれる姿勢に感服していましたので、気を取り直してすぐに修理代をお支払いしました。

そして、そのサービス技術者からつぎのようなアドバイスをもらいまいた。私のような初期不具合のケースでは、ぜひ「その担当地域のTOTO営業に話を通してほしい」とのことでした。我が家を担当した工務店の営業の方は若くてまだ経験が浅い印象を受けていました。工務店の営業の方からしてみれば、納品して2〜3ヶ月でウォシュレットに不具合があると顧客から相談があった場合、クレームとして受け取っていた事でしょう。おそらく、「商品の取り替えはなんとか避けたい」「TOTOに言っても、工務店側で責任を取らされる」みたいな思い込みがあったのではないかと思います。正直な話、私はリモコンが悪いと思っていたので「リモコンを交換してくれればいいのに」と内心思っていました。

TOTOのサービス側としては、お客様相談室を通しての修理となると修理代を請求せざるをえないようです。だから、初期不具合に関しては必ず営業を通して、営業権限にて無償修理できるように話をつけるのが良いとのことでした。私を担当した若い工務店の営業マンはそのような術を知らなかったし、誰にも言えずひとり抱え込んでいたのでしょう。

 

まとめ

トイレの水洗化に伴って新しいウォシュレットを設置してから約2年半が過ぎ、ようやく安心してトイレを使えるようになりました。以前使っていたLIXILの簡易水洗シャワートイレは、装備としては古典的でミニマムな機能のシャワートイレでしたが、特別故障もなくそれなりに満足していました。現在使っているTOTOのウォシュレットは、ノズルの自動洗浄機能があること、節水タイプの水洗トイレであること、そして操作パネルが壁掛け式(無線通信)でおしゃれな感じがするので選んだのです。しかし、優れた機能をつけるためにメカが複雑化してくる。そして、センシティブになってくるのかもしれません。

それから、TOTOのウォシュレットではノズルへ通じる水の回路にフィルターが備わっているようです。ノズルの水の出が悪くなったと感じたりした場合はフィルターの掃除も必要になってくるでしょう。

また、前章でも触れたように、見落としがちなエアフィルターの定期的な掃除をお忘れないようにして快適なトイレタイムとなりますように。

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