不思議なもので、「趣向や、考え方」というものは、「年齢を重ね、経験を積み重ねること」で随分と変化するようです。
若くて尖っている頃は家庭を持って性格が丸くなったり、守りに入ることを「妥協」といって、忌み嫌っていたのですが、よくよく、世の中の強者、勝者というもを観察して思うのは、攻めるだけでなく、実は鉄壁の守り、「ディフェンス力」こそが強さの証ではないのかということです。
我が家の日陰の庭でも鉄壁なディフェンス力を発揮し耐え忍ぶセントオーガスチンの姿に心打たれます。そして、1年中、庭を緑に保ってくれるお陰で私は随分と癒されています。その癒しこそが、「無意味な争いに巻き込まれず、平常心を保つ」という私のディフェンス力の源になっていると思います。
一年中、庭を緑に保ってくれるセントオーガスチンに心癒されます。
「 みどり 」とは、あまり縁のないアパート暮らし
引っ越を繰り返すこれまでのアパート暮らしの経験により、自然と極力持ち物を最小限に保つミニマリストとなっていました。そのため、以前のアパートには小さな庭があったにもかかわらず特に植物を植えることはせず、極力、アパートの庭の姿を変えないよう心がけていました。庭の手入れといえば、夏場に雑草取りをするくらいでした。
私が憧れる理想の家
憧れていたのは、格子戸があるような日本家屋と雰囲気のある庭でした。縁側の建具を落ち着きのあるサッシにした日本家屋で、断熱性能に優れたシック&モダンな家が私にとって究極の贅沢。
芝生へのあこがれ 日影でも芝生が育つのか心配
現実としては、理想の家にはおよびませんでしたが、せめて緑の庭を手に入れたいという願望がありました。なぜなら、その頃はテレビ番組の「大改造!!劇的ビフォーアフター」をよく見ていて、和風の庭のリフォームに大変魅力を感じていたからです。
日陰の裏庭とは
引っ越してきてから、お隣の方から聞いた話では、この家の前オーナーさんは庭に日本芝を植えていたそうです。しかし、残念ながら、芝生はうまく育たなかったようです。
フェンスの記事でも書いたように、真上から降り注ぐ真夏の日差しを除けば、日中の裏庭は、ほとんど日影で、朝日と夕日が庭の一部にあたるような状況です。
それでも みどりの庭へのあこがれは消えない。
さすがに、前オーナーさんと同じ日本芝を植えようとは思いませんでした。しかし、緑豊かな庭への憧れはこのまま諦めるわけにはいかず、試しにネットで調べてみたことがきっかけとなり、セントオーガスチンと出会いました。
この時は、まさに”わらをもすがる思い”という心境での注文。もし枯れてしまっても仕方ないという開き直りの状態でした。試してダメなら諦めもつきますが、試しもせず、みどりの庭への憧れを捨てる気にはなれませんでした。
一応「 芝生の一種 」だそうです。しかし、ゴルフ場のような芝ではありません。
セントオーガスチン、その容姿は一般にいう芝生とはかけ離れています。どちらかというと、芝というよりは草という印象をうけます。それでも私にとってはかけがえのない緑の庭です。窓越しに緑が見える。それだけで心が癒されます。緑を諦めている日影の庭のお宅には是非試していただきたいものです。
セントオーガスチンを購入するときの心構え
ただし、一点だけ忠告しておきます。「大変生命力の強い植物ですので、春先から夏場の成長には圧倒されることでしょう。」
セントオーガスチンをキレイに保つコツ
セントオーガスチンをきれいに保ちたい方は、1週間に一度は芝刈りをされる事をおすすめします。最低でも2週間に一度は手入れしないと、かなり草丈が伸びてしまいます。我が家の庭で枯れませんので、「セントオーガスチン」なら、ほとんどの庭で生息できると思いますよ。
我が家のセントオーガスチン
日影に強いセントオーガスチン 2020年 1月撮影
参考までに、今年の1月に撮ったセントオーガスチンの写真をご覧ください。
2020年 1月 自宅の裏庭
セントオーガスチン 2020年 3月撮影
3月の中旬に撮影したものです。さすがに多少は葉先に枯れが生じています。それでも冬場の日影で、この「生命力」はすごい。あとひと月もすると新芽が出てくるでしょう。
2020年 3月 葉先が枯れるセントオーガスチン
セントオーガスチン 春の様子 2020年 5月撮影
5月中旬に撮影したものです。だいぶ緑が濃くなってきました。セントオーガスチンの定植後」、年を重ねるごとに、どうしても、雑草が増えてきます。芝生用の除草剤がありますので、試しに使ってみても良いのでしょうが、「芝生が枯れてしまうのではないか?」と心配で、どうしても使ってみる勇気がありません。
セントオーガスチン 2020年 5月撮影
花壇の草取りを行いました。
2020年 5月 裏庭のセントオーガスチン
セントオーガスチン 2020年 5月28日撮影
セントオーガスチンの若葉がかなり出てきました。
新緑のセントオーガスチン
まとめ
大事なことなので、最後に、もう一度、いいます。セントオーガスチンの生命力は半端ない。そして、初夏から秋口までは芝生の手入れで忙しくなりますので、購入前によくご検討ください。
しかし、私のように「我が家の庭は日陰だけども、緑のある暮らしを求めている」そんな方にとっては、まさに救世主となることでしょう。
とりとめのない記事ではありますが、「ほんのり豊かに、快適に暮らす」ためのヒントになりましたら幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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