水洗トイレは、もはや当たり前になりつつありますが、まだ下水道工事がすすんでいない地区もあるでしょう。
そんなお宅では、簡易水洗トイレをおすすめします。簡易水洗トイレも、今やシャワートイレが当たり前になっています。そんな簡易水洗トイレを検討されている方にとって参考になれば幸いです。
簡易水洗トイレとはどんなふうに使うんだろう? シャワートイレも付いてて、意外といいかも
簡易水洗トイレと水洗トイレの違いは?
簡易水洗トイレとはその名の通り、簡易的な水洗トイレであり、排泄物を水で洗い流し便器内をきれいに保つようになっています。上下水を使う水洗トイレと大きく違うのは、使用する水の量です。最新の水洗トイレの一回の洗浄水量は以前と比べると、大幅に使用水量を減らした節水タイプとなっているようです。
従来品の一回の洗浄水は13ℓもの水量でしたが、最新の節水タイプは4.8ℓで、TOTOのネオレストでは3.8ℓになります。
一方、簡易水洗トイレの場合は、LIXILサイトのQ&Aで紹介されている記事によると、「レバーハンドルを操作している間、便器内に水が流れるので、操作時間により変動するのですが、
「トイレーナR(TW-3A、TW-3B)の場合、洗浄操作一回当たりの標準洗浄水量は約0.35ℓです。」とあります。 LIXILサイトより
つまり、レバーハンドルの操作時間で洗浄水量は変化するものの、水洗トイレのおよそ1/10の水量といえます。あとは、排水の処理方法が大きく違います。水洗トイレでは下水道を使って排水処理します。
それに対して、簡易水洗トイレでは、便槽に汚水を溜めておいて、定期的に汲み取り業者に汚水を汲取ってもらうようになります。
汲み取りの頻度と その費用は
汲み取りの頻度は居住地区や、汲み取りの業者にもより状況は違うようです。ちなみに私の居住地区では月に一度、業者の方が契約住宅をまわっています。もちろん、要請をすれば定期作業以外でも来てくれます。
ネットで検索しても汲み取りの頻度は様々のようですが、「yahoo不動産 教えて!住まいの先生」の記事に、便槽を設置する際の参考になりそうな情報がありましたので下記にご紹介します。
汲取りの費用 一人暮らしの支払い実績は
下記の資料は汲み取り業者からの請求書です。留守中に作業を終え、請求書をその場でプリントアウトして投函してくれます。支払いは口座引き落としで処理しています。ちなみに2019年1月だけ汲取り量が多い事にお気づきでしょうか?この時まで父と二人暮らしをしていましたので二人分の使用量となります。
ですから、概ね上記のベストアンサーの数字は信頼できるものではないかと思います。ベストアンサー記事内にあるように、会社勤めをしている場合はトイレの使用頻度が下がりますので、会社勤めをしている私の場合も、大人一人200リットルの概ね半分くらいになっているのが下記の資料から分かるかと思います。
簡易水洗トイレの排水量は
大人一人当たり 月200リットル
(会社勤めの場合は、約半分を目安に)
2019/01-12 汲み取り作業明細
2020/01-06 汲み取り作業明細
直近1年間の汲み取り実績
簡易水洗トイレの使い方
簡易水洗トイレでは、レバーハンドルの使い方に特徴があります。通常の水洗トイレであれば洗浄水を流す際、レバーハンドルを回す方向で大便、小便に適した洗浄水の量を使い分けできるようになっています。
一方、簡易水洗トイレではレバーハンドルを回す方向で行うのは洗浄水を「ためる」と「流す」の切り替えになります。
簡易水洗トイレの洗浄水レバーハンドル
簡易水洗トイレの使用順序にあわせて説明します。
まずは便フタを開け便座に腰掛けます。
当たり前なのですが、この時便器には下の写真のようにある程度の水が張ってあります。つまり、通常は便槽と完全にシールされている状態なので、臭いは殆ど感じないと思います。
便器の水でフラッパーをシールする仕組み
用を足した後
ここでレバーハンドルの操作になります。一つ上の写真にあるように、レバーハンドルの先端を奥の方に押し回すと、レバーハンドルを 押している間、貯水タンクから水が便器に流れ込みます。通常は1~2秒程度で十分な水量を得ると思います。
次は排水となります
その際、レバーハンドルを先端を手前に引くとで「流す」の状態となります。この時フラッパー弁は下の写真のように開きます。
レバーを手前に引くとフラッパーが開く
上の写真をよくご覧いただくと分かるのですが、フラッパー弁の左側が下がり斜めになっています。この開口とフラッパー弁の傾斜を利用して、便器内に溜まった排泄物を一気に流します。
トイレを使用中のニオイが気になる時は、水洗トイレでも途中で一度流すことがあると思います。簡易水洗トイレでも同じで、臭いが気になる前に一度流すことで、トイレ内にさほど匂いがこもることはないと思います。慣れてしまえば、便座に座っている状態でもレバーハンドルを操作するのは、それほど難しくありませんのでご心配なく。
LIXIL取説より 〈小便時〉
レバーハンドルを1~2秒間手前に引き、便器内に水が出たことを確認したうえで、レバーハンドルをゆっくり戻します。※排出・洗浄後、防臭のため便器に少し水が溜まります。
LIXIL取説より 〈大便時〉
・溜水操作 レバーハンドルを1~2秒間押して、便器内を濡らし、水をためて使用します。※水を多めに溜めて使用すると汚れが付きにくくなります。
・レバーハンドルを1~2秒間手前に引き、紙などが排出されたことを確認したうえで、レバーハンドルをゆっくり戻します。※排出・洗浄後、防臭のため便器に少し水が溜まります。
簡易水洗トイレの仕組みとは
簡易水洗トイレは、フラッパー弁とレバーハンドルを、リンクを介してロッドで連結しているのが最大の特徴と言えます。
水が流れるための仕掛けとは
その仕組みは、レバーハンドルのシャフトに水を流すためにロータンクバルブを操作するリンクアームとフラッパー弁を動かすためのリンクアームが、それぞれ適した角度に配置されています。
レバーハンドルを引いたときはどうなるの?
レバーハンドルを手前に引いたとき、フラッパー弁が開きます。
レバーハンドルのリンクアームがフラッパー弁を動かすためのリンクアームと連結用ロッドでつながっているため、フラッパーが開きます。
レバーハンドルを手前に引いたとき、水は流れます。
水を流すためのロータンクバルブは、レバーハンドルのシャフトに直結したリンクアームとチェーンで繋がれています。そのため、レバーを引くとロータンクバルブがチェーンで引かれて水が流れます。
レバーハンドルを押したときはどうなるの?
レバーハンドルを押したとき、フラッパー弁は開きません。
フラッパー弁を動かすためのリンクアームには、逃がし用の長穴が加工されています。その逃がし穴があるため、レバーハンドルを押したときは、連結用のロッドが滑るようになりフラッパー弁は開かないのです。
レバーハンドルを押したときも、水が流れます。
水を流すためのロータンクバルブは、レバーハンドルのシャフトに直結したリンクアームとチェーンで繋がれています。ですから、レバーハンドルを押しても引いてもロータンクバルブがチェーンで引かれて水が流れるようになっています。
洗浄水の量はどうやったら変わるの?
厳密に水量を計測して比較した訳ではありませんが、レバーハンドルを手前に引くときと、レバーハンドルを押すときのいずれも、流れる水量にさほど違いがないように見えます。
基本的に、流れる水量はレバーハンドルを操作している時間に左右されます。レバーハンドルを操作後(引く又は押す)すぐにレバーバンドルを離せば、わずかな水量となります。一方、レバーハンドルを操作した状態を維持すると、その間はずっと水が流れっぱなしとなります。
簡易水洗トイレの構造をCADで見てみましょう。
LIXILのCADデータを加工して使用しています。
CADで見る レバーハンドルを操作していない状態
簡易水洗トイレのレバーバンドルを操作しないニュートラルな状態では、フラッパー弁は閉じていて便器に少量の水が溜まっている状態です。このとき、タンク底にあるロータンクバルブとリンクアームを繋ぐチェーンは緩んでいる状態であるため、ロータンクバルブから水が流れることはありません。
下図はフラッパー弁を閉じている状態
CADで見る レバーハンドルを手前に引いた状態
レバーハンドルを手前に引くということはレバーハンドルに表示してある「流す」の状態に操作したことになります。このとき、タンク底にあるロータンクバルブとリンクアームを繋ぐチェーンは張った状態となり、ロータンクバルブが少し浮き上がり水が流れるようになります。同時にリンクアームがスイングすることで連結用ロッドを引き上げてフラッパー弁を開くようになっています。
つまり、「フラッパー弁を開いて水で洗い流す」という動作になります。
下図はフラッパー弁を開けた状態
CADで見る レバーハンドルとリンクアームの働き
下図のように、レバーハンドルにはシャフトがタンク内部につながっています。そのシャフトに二つのリンクアームがつながっています。
・ロータンクバルブにつながるチェーンを固定するようになっています。(青い線:リンクアーム)
・フラッパー弁を開くための連結用ロッドがつながっています。(黒い線:円弧状の長穴を加工したリンクアーム)
黒い線で示すリンクアームには「逃がし用の長穴」が加工されていて、レバーを押したときリンクアームの長穴で連結用ロッドは空回りしてフラッパー弁が動かないように工夫がされています。
レバーハンドルとリンクアームの動き
CADで見る 便器と便槽と臭突のレイアウト
下図はダイワ化成のCADデータを加工して使用しています。
簡易水洗トイレは、室内にある便器(便器のCADデータはLIXILより)と室外にある便槽で構成されています。フラッパー弁を開けて、流れ落ちた排水は大きな導入パイプを流れ落ち、便槽と呼ばれる大きなタンクに排水が溜まる構造になっています。
溜まった排水は、汲み取り業者に定期的に汲取ってもらうことで管理していきます。また一番気になるニオイについては、便槽からのニオイ戻りが気になりますよね。
基本的に、フラッパー弁を閉じていますので、ニオイの逆流はほとんどありません。
さらに、通常フラッパー弁を閉じている状態では、少量の水が溜まるようになっています。その水も、ニオイを防ぐシールドとなります。そして、便槽と便器をつなぐ導入パイプには、排気用の臭突菅が取り付けてあり、臭突菅の最上部には、排気ファンが設置され、常時、内部の臭気を逃がすしくみ となっています。
便器・便槽・臭突のレイアウト
簡易水洗トイレの構成部品とは
便槽まわりの構成部品 リクシルの取説より
便槽は、縦型と横型がありますが、家族で施工経験がある横型について、施工時の注意点、要点などを取説より抜粋してご紹介します。
配管材料
菅の外観・形状・材料は、JIS K 6741(硬質塩化ビニル管)によるものとし、肉厚は、汚水管にあっては2㎜以上、排気管にあっては1.5㎜以上であること。
排気管
① 管長(直管実長)が1.5mを超える汚水立て菅をもうける場合
その上部等から排気管をとるなど、適切な排気装置を設けること。
② 排気菅の先端には
排気トップ等をもけること。排気トップとは、臭突管の先端に付ける排気ファンのこと
③ 排気トップは
防臭機能に支障をきたさない性能であること。
④ 排気トップの下端は
建物の出入口・窓・換気口などの上端から、600㎜ 以上高い位置に設けること。
⑤ 排気管の接合部は
十分な耐久性・気密性を有すること。
⑥ 管長(直管実長)が1.5m以下の立て管で、排気菅を設ける場合は
②~⑤と同様の施工をすること
穴掘り作業
使用する品番にあわせて、埋め込み寸法を確認して、できるだけ基礎に近づけて穴を掘ります。
穴の底に、約100㎜の厚さの捨てコンクリートを必ず敷きます。
導入パイプ(650㎜)部分の長さは1500㎜以下、勾配は35°以上になるよう位置を決めてください。
仮組立て
・組み立て作業の前に、槽の水平及び槽の中に異物が落ちていないことを確認します。
・マンホールアダプターを継足し、パイプソケットに取り付け、マンホールの高さを確認します。
Φ114自在ソケット、導入チーズ、導入パイプ(650㎜)、導入自在エルボ、導入パイプ(300㎜)を仮組みし、槽本体の導入ソケットに取り付け、長さおよび取付角度を確認します。
・導入パイプ(650㎜)の途中に、継手類は絶対に使用しないでください。
・導入パイプ切断の際、切断面は必ずバリ取り(面取り仕上げ)を行ってください。
この仮組の場合、各スリーブ箇所は勘合部まで確実に差し込んでください。接着剤を塗布した場合は、仮組の時より深く入りますのでご注意ください。
接着作業
① 必ず、布できれいに拭き取ります。
※接着剤塗布部分が汚れていますと、接着効果が小さくなり、漏水の原因になります。
② 接着剤は「ヘラ」等で必ず両面に均等に引き延ばします。
同梱の塩化ビニル用接着剤は速乾性ですので、作業を迅速に行ってください。
③ 導入口を使用しない箇所は
導入口ソケットキャップを取り外し、接着剤を塗布し、導入口ソケットに接着します。
仕上げ作業
① 基礎の穴
(導入パイプを通した箇所)をモルタルで補修し、導入パイプを確実に固定します。
② 接着箇所が確実に固まった後、便器側から10Lの水を流し、便器から便槽間の配管より漏水しないことをチェックします。
③ 埋戻しの場合は
接着箇所が確実に固まってから行います。(固まっていないと水漏れの原因になりますのでご注意ください。)なお、埋戻しの前に槽の中に半分以上の水を入れ、埋戻し土砂が落ち着き固まるまで槽本体の浮き上がりを防止します。
・埋戻し土砂は、石ころ等が混入しない砂質土を用いてください。
・埋戻し時に重機のバスケットなどを槽に当てたり、高いところから埋戻しの土砂を落とさないでください。
④ 槽本体の上に100㎜の厚さでコンクリートを敷き
マンホールの枠を確実に止めます。
⑤ 便器との接続工事を後日に行う場合は
導入パイプの上端に異物などが落ち込まないように、完全にポリ袋等で塞ぎます。
※異物等が落ち込みますと「ツマリ」の原因になりますのでご注意ください。
簡易水洗便器の構成部品
フラッパー弁 INAXトイレーナR 商品説明より
・「二重防臭構造」でいやなニオイをシャットアウト。フラッパー弁と溜水の二重防臭構造により、嫌なニオイをシャットアウトします。
・フラッパー弁は単純開閉で、汚物を便槽内に落とすシンプルな構造です。弁の開閉には耐久性に優れたロッド駆動方式を採用しました。
・細菌汚れを寄せ付けない「ハイパーキラミック」
・ISO抗菌規格に準拠した仕様です。キズ・汚れに強く、ひとクラス上の「キレイ」を実現します。
ハイパーキラミック(ISO抗菌準拠)とは
キズ、汚れに強く、銀イオンパワーで細菌の繁殖も抑えます。
【INAXシャワートイレASTEO取説より】
手洗い
必要最低限でコンパクトな手洗いが備わっています。手を洗った後の水はタンク内に溜まり洗浄水として使用されます。
タンク上部にあるコンパクトな手洗い
止水栓
トイレのメンテナンス時に水を止めることができるようになっています。また、水圧の調整もできます。
便器背面にある止水栓
オーバーフロー用のダクト
貯水タンク内の余分な水がこのダクトを通って室外に排出されます。例えば、手洗いの水をしっかり止めてなかったとき、水がタンクに溜まり続けることになります。
そんな時は、貯水タンクから水があふれないように、このオーバーフロー用のダクトから、水が排出されるようになっています。
便器内のオーバーフロー用ダクト
人感センサー
人がいないときに、シャワートイレが作動しないようにセンサーで判断しています。便座に座っていない状態では、洗浄用シャワーは出ません。手をセンサーにかざしてシャワーボタンをおすと、洗浄シャワーが作動します。
便座後部にある人感センサー
シャワーノズル
洗浄用のシャワーノズル、左がおしり用、右がビデ用
シャワーノズル
簡易水洗トイレ用のシャワートイレの性能は
我が家で使用しているシャワートイレはスタンダードタイプになります。現在は、簡易水洗トイレでもフルオートのタイプを販売しているメーカーもあります。便座の自動開閉、便器自動洗浄となり、手を触れずに何も操作せず衛生的に使用できるものがあるようです。
現在、シャワートイレを使う機会は非常に多くなっていると思いますが、ビジネスホテルでは洗浄水温と洗浄水の強さ調整のみのわりと古いタイプのシャワートイレを使っているところが少なくありません。
それに比べると我が家で使用しているリクシルのシャワートイレは
・便座の温度調節
・洗浄水の温度調節
・節電機能
・おしりの洗浄(マッサージ機能付き)
・ビデ
以上の機能がついていますので、結構使いやすく満足度の高いものとなっています。
それから細かいところでは、操作パネルには「点字」を併記するユニバーサルデザインとなっています。中でも特に気に入っているのは、便座の温度調節ができる点です。高齢の両親やおじいちゃん、おばあちゃんにとって、油断できない冬場のヒートショックを防ぐのに大いに役立ちます。我が家のシャワートイレでは、5段階に細かく温度調節ができますので、季節に応じて調整しています。
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トイレに関する記事のご紹介
簡易水洗トイレでも、シャワー付き便座であればかなり快適なトイレタイムになるかと思います。トイレにタブレットを持ち込みリラックスするのが私のトイレタイムの常識となっています。そんなトイレだからこそキレイを保ちたいですよね。現在もかなりキレイは状態を保っていると自負している私のトイレのメンテナンス法とリラックス空間づくりのアイデアをご紹介します。
トイレの掃除 【徹底リフレッシュ】
私の場合は、現在一人暮らしであるため1週間に1度の掃除でもほぼ問題なくキレイをたもてていると思います。今は実家で暮らす父と二人暮らしをしている頃はやはり汚れに気づいたらその都度掃除していたと記憶しています。
それでも、基本は毎週日曜日の夕方をクリーニングタイムと決めています。便器の掃除には中性のトイレ用洗剤を使って洗浄。その後はアルコール除菌スプレーをトイレットペーパーにつけては蛇口周り、レバーハンドル、便座カバー、便座の表裏、便器のふち、便器の側面、便器の付け根、便器用ブラシの取手、ブラシホルダー、ブラシ置き皿をまるまるアルコール洗浄します。現在はシャワーノズルの消毒洗浄も欠かしません。最後のしめは床を重曹ウェットシートで拭き取ります。
アイデアDIY 快適なトイレを作るプチリフォーム
トイレタイムをリラックスできるようにトイレをプチリフォームしてみました。ひと手間加えるだけで随分と雰囲気が変わるものです。そのひと手間とは
アイデアDIY 簡易水洗トイレを自作してみました。
実家にシャワートイレを欲しくて、父が注文した簡易シャワートイレの一式が事の始まり。本来であれば知り合いの業者の方に依頼することになっていたのですが、不測の事態は起きるものなのですね。急遽私がゼロからトイレをつくることになり奮闘した記録の一部です。
まとめ
現在、下水道の整備が進んでいます。平成30年度末における全国の下水道普及率は70.3%(公益社団法人 日本下水道協会HPより)。私の居住する自治区では、平成31年3月31日現在で下水道普及率58.5%、水洗化率91.4%となっており、公共下水道が整備されたら、排水設備の設置を3月以内、トイレの水洗化を3年以内に行うよう、条例により義務付けられています。
条例は各自治区で違うでしょうが、水洗化は全国的にだいぶ進んでいるようです。それでも地方では、すべて水洗化するにはコストの問題もあり、そう簡単ではないように思います。そんな水洗化の過渡期では、簡易水洗トイレの存在は非常にありがたいと思っています。しかし、唯一気になるのは簡易水洗トイレを使用している地域一体の臭気です。
風向きにより、どうしても気になる時があります。隣接する住宅がそれぞれ「お互い様」なのですが、少なくとも臭突の設置の状況により改善される思っています。臭突を設置する際は、マニュアルどおりに、屋根の上まで出すのが望ましく思います。
この記事が「ほんのり豊かに、快適に暮らす」ためのヒントなりましたら、幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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